七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049130720

作品紹介・あらすじ

勉強と鍛錬を重ねて己を高めつつ、時には後輩たちを相手に頼れる先達としての一面も見せ始めるナナオたち。魔法生物学でグリフォンと格闘するカティに、魔道工学にのめり込むピート。ガイは迷宮で『生還者(サバイバー)』から教えを受けていた。
 一方で、次の仇討ちの標的をエンリコに定めたオリバーは同志たちと共に戦いの段取りを詰めていく。しかし、迷宮に消えたピートとエンリコを追いかけ、エンリコの研究所にたどり着いたオリバーとナナオは、そこでエンリコの魔道工学の脅威と、『魔法使い』と『異端(グノーシス)』の対立の一端を垣間見ることになり──。
 宿敵の一人に必殺を期すオリバーたち。彼らが戦場に選んだ場所とは――。

感想・レビュー・書評

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  • 【数多の命を火にくべて、罪で汚れた身で復讐した果てに】

    新たな魔法生物学と異端に対する知識を吸収するオリバー達は、次なる仇討ちのエンリコとの死闘に身を投じる物語。

    異界とは何か、異端が産まれるプロセスを学び、この世界の成り立ちを知るオリバー達。
    異端との闘いで、数々の魔法使いは命を散らした。
    その無数の命を糧にしてエンリコが産み出した生体ゴーレム。
    そんなエンリコの哀しき過去を知ろうが、この復讐の炎は途切れる事は無い。
    母の魂を使いようやく仇敵を打ち取った少年は、全てを欺き宿願を果たす中で。

    次なる暗闘に身を捧ぐのだ。

  • ほぼ一巻丸ごと第二の復讐編。
    最初の復讐と違い多人数での総力戦だった。
    その戦い云々よりも、オリバーが背負っているもの、復讐のために犠牲にしたもの、受け入れたものが壮絶過ぎて中々苦しい。
    このある意味闇の中に居るオリバーと剣花団の仲間たち、とりわけナナオが今後どう関わって行くのか、色んな想像ができてとても興味深い。
    ナナオには出来ればオリバーの光となって欲しいけれど、さて…

  • 色々とぶっ飛んでてこれを読み続けるのは辛いなあという感想。

  • エンリコ先生と対決する巻。エンリコ先生の過去と、オリバーの母、クロエの過去が交錯する内容で、昔なにがあったのかや、どうしてオリバーが復讐しているのかが少し明かされる。
    まだまだ先は遠く、この復讐の流れにナナオがどう関わっていくのか気になる。話は凄く面白かったが、内容が暗いので星四個。

  • オリバーの内面が改めて深く知れた回だったのとあまり好きではなかった先生が今回焦点を当てられていたので敵だが憎めない、好きにもなれないけど嫌いになれないという魅力があるという絶妙さが良かった。

  • 全員倒すまで、はたしてオリバー君はもつんだろうか…。

  • だんだんきな臭くなり。
    だんだん独立してゆく。
    復讐の相手が最後にやったことの意味が
    まだちょっと見えず。

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著者プロフィール

2010年に「神と奴隷の誕生構文」(電撃文庫)でデビュー。「スメラギガタリ」シリーズ(メディアワークス文庫)、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」シリーズ(電撃文庫)を刊行。

「2023年 『七つの魔剣が支配するXII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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