いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049131420

作品紹介・あらすじ

東京、浅草。下町の人々が行き交うオレンジ通りに、一軒の和菓子屋が佇んでいる。明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』。今日も店には、思わぬ事情を抱えた客が訪れる。和菓子がつなぐ人情の物語、新章開幕――

感想・レビュー・書評

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  • 栗丸堂の新章開幕。苦難を乗り越えて、お互いの気持ちが確認できた栗田と葵。いきつけの喫茶店のマスターからもらった旅行券。いきなり二人きりの旅行?!なーんて思っていたら、いつもの浅羽と由香も同行。ある種のどっきり大成功(^^;)

    というわけで、一行は奈良へ。結局は、今回もお菓子にまつわる事件に巻き込まれて旅行らしい部分はほんの少しだけ。でも、葵も栗田も楽しそうなのがよかった。
    昔、スペインに旅行に言った際、ツアー旅行で食事がついていて、「巨匠〇〇も愛した料理」というのを食べたことがあるが、必ずしも美味とは限らない、と思った。でも、太子の祖は気になるな‥

  • 久しぶりの栗丸堂。
    登場人物は変わらずだが、個性的な人物もちょっと加わり。

    今回は奈良でのお話。思わぬ事で栗丸堂が工事中につき、みんなで奈良旅行(ホントは2人だけだったのに)。
    そこでも和菓子絡みの難問を解決していく。
    結果仁も葵も優し過ぎ。

  • 2020年3月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ6作目。3つの連作短編。何気なく読んでしまい、同じノリだなぁと思ったが、なんと5年ぶりの新刊。そういえば、一旦、完結していたんでした。今回登場する上宮さんの着ている、薄い和風のコートを重ねた黒いゆったりした服、というのが気になります。高級ブランドとかいう話で、表紙絵にも載ってるんですが…わかりませんね。
    ※もしかして、YOHJI YAMAMOTO?

  • さらっと読めた。
    和菓子美味しそう…

  • このシリーズはもう少し寝かせてから取り掛かろうと思っていたのに、友人から回ってきちゃいましたーっ( ̄▽ ̄;)という事で、久しぶりの栗丸堂です(^^)♪と思っていたら台風で栗丸堂が壊れて修繕工事…(゜_゜;)でも休業中に葵さんと奈良旅行なんて、イイじゃな~い(/ω\)キャーと思っていたら、いつもの和菓子の謎解きになってましたね(^-^;)美味しい栗饅頭が食べたい~(´ρ`)

  •  東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。
     端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。
     そんな秋口、 なにやら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。
     あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?

  • 和菓子づくりの謎解きと栗田と葵の恋模様.求肥の入った栗饅頭,ホントどんな味だろう?食べてみたい.

  •  まさか続編出てるなんて知りませんでした。そして待ってましたの続編!

     栗田と葵もやっと恋人っぽくなったかと思ってましたが、相変わらずピュアでした。
     葵の和菓子蘊蓄も健在で、為になりますね。

     新キャラの上宮は中々の曲者っぽくて、この先どう絡んでくるのか楽しみです。

  • まさか続編が出るとは! 和菓子に興味を持つきっかけとなった大好きな本なので嬉しいです。そして、相変わらず和菓子の描写が具体的すぎるから、お腹が空いている時に読んじゃいけない…。
    栗田さんと葵さんの関係が変わったからか、栗田さんの葵さんに対する気持ちの描写が前よりもずっとずっと多くなっていました。隙あらばすぐ葵さんのことを考えるし、すぐ心の中で褒めるしで、お花畑期みたいで微笑ましかったです。
    新たな人物も登場したけれど、謎が多すぎました。いったいどういう人物なのか全く想像できないし、これからどのように絡んでいくのか楽しみです。

    もくじのページが可愛くて好きだったのに、今回はものすごくシンプルになっていて、ちょっぴり残念…

  • 下町人情あふれる浅草、その中で走り回る栗田の姿と周囲の人々、そしてその中である種異質な葵の姿…というところを楽しみで読んでいたシリーズだったので、冒頭からSNSの厄介なやつが出てきてさらに奈良に旅行に行ってしまったので、私の楽しみにしていた部分は失われ、普通の和菓子ミステリになってしまったな…という感じ。

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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