天詠花譚 不滅の花をきみに捧ぐ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.13
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049141610

作品紹介・あらすじ

明治24年、魔法が社会に浸透し始めた帝都に上陸した敵国・美芳国の女スパイは、伝説の「アサナトの魔導書」を奪還するために見合い相手の月守椿と偽り、豪商・鷹無家の一人息子宗一郎に接近する。
最初はスパイとして接していた椿だったが、人々の生活をよくするための生活魔法に取り組む宗一郎との時間を過ごすうちに少しずつ惹かれ――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 色々語られてない事も多くて設定が甘いかなと思いましたが、ファンタジーな世界観をなんとか纏めて終わらせてます。設定のせいもあるけど蓮花にスパイらしさがまったく無くて、今までどうしてたんだろうと思う。話の流れは良いと思うんだけどあれこれもったいない感じ。

  • わたしが読み、貴方が唱え、帝都で花咲く“幸せの魔法”
    明治24年、魔法が社会に浸透し始めた帝都東京に敵国の女スパイ蓮花が、海を越えて上陸する。目的は、伝説の「アサナトの魔導書」の奪還。
    魔導書が隠されていると言われる豪商・鷹無家に潜入し、一人息子の宗一郎に接近する。だが蓮花の魔導書を読み解く能力を見込んだ宗一郎から、人々の生活を豊かにする為の魔法道具開発に、力を貸してほしいと頼まれてしまい……。

    全く異なる世界を生きてきた二人が、手を取り合い運命を切り拓いていく、和風魔法ロマンス、ここに開幕!!

  • ロイの立場がしんどすぎるやん…。
    宗一郎と椿(蓮花?紫野?)がお互いに心を許していく様子はとてもよかった。
    魔法のシーンとか、アニメや漫画で映えそう。

  • 読む前は明治×魔法のほのぼのファンタジーかと思っていたが、魔法の設定や、それを巡る各国の権力争いなとがしっかり組み立てられていて、冒険ファンタジーとして面白かった。また、だからといって、恋愛面も取って付けたかのような展開ではなく、きちんと物語の本筋に絡めてあり、最後には何もかもの伏線がきちんと回収されて、気持ち良かった。ただ1つ心残りがあるとすれば、ロイの今後についてだ。裏切ってないとはいえ任務を失敗したわけで、あの怖い王様がお咎めなしなはずはないだろう。ロイには家族もいるようだし、今後もスパイをやらされ続けるのだとしたら救われないなと同情してしまった。世界観やキャラクターも魅力的なので、ロイの為にも是非続編が出てほしい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

魔法のiらんどより刊行した『キミノ名ヲ。』はコミカライズされ、大ヒットとなった。メディアワークス文庫からは『上倉家のあやかし同居人』シリーズ、『妖怪のご縁結びます』シリーズ、『平安かさね色草紙』シリーズを刊行。歴史をこよなく愛する。

「2022年 『天詠花譚 不滅の花をきみに捧ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梅谷百の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×