わたし、二番目の彼女でいいから。5 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 69
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049146882

作品紹介・あらすじ

 あれから二年。俺は逃げるように京都の大学へ進学し、鬱屈した生活を送っていた。
 だけど二人の女の子、遠野あきらと宮前しおり。そして、こんな俺すら受け入れる友人のおかげで、毎日は徐々に色づき始める。この心地よい男女グループがいつまでも続くように。今度は絶対に恋に堕ちないように……。
 それなのに。

「逃げないでください、桐島さん! 私の気持ち、ずっと知ってたくせに!」

 過去への悔恨と、新しい恋。狭間で揺れ動く波乱の大学生編、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 浜波が最初に登場するシーンでめっちゃ笑った。
    1巻と全く同じ構図の表紙から始まった大学編。
    高校時代のトラウマから明後日の方向へ成長した桐島が、相変わらず女を誑かして泥沼に嵌る。
    その、不純っぷりとツッコミ役は健在。とても面白かったです。
    軽い騙しが到るところに散りばめられており、騙される度にツッコミたい気分になるのが、とっても良かったです。
    しかし、高校編と比べて桐島がずいぶんいい人になっていましたが、それでもなんでこんな男がモテルんですかねぇ。。。
    今後はどんな感じに更にドロドロするのか、これから楽しみです。

  • 福田くんがいい人すぎる。桐島は周りの環境に恵まれている。

    読者としては展開的に面白いけど、旅行先で早坂さんと会ったり、遠野の部屋の隣に橘さんが越してきたりなど、運命はなんて残酷なのだろう。特に橘さんに関しては、遠野の声が聞こえていたわけだし、今後の展開が嫌な予感すぎる。

    また、遠野や宮前の存在がタイトルとどのように関わってくるかも期待。

  • 展開を読んで勿論それ通りになって、美味しい衣を共にしてニタニタしましょう。突飛な設定には慣れたさ。旧知の仲で一番最初に会うのがよりにもよってそこなんだから非常に楽しい。私の読みたいラノベの全てがここにある。シリーズものなら現在間違いなく一番好き、末長く続いて…

  • 大学生になっても桐島は相変わらずなので安心しました
    今度は誰が嘘つきかなと考えながら読む進めていくのも楽しかったです

  • 表紙の構図が第1巻と同じであることは、この新ヒロインたちの行く末を示唆しているのか?そして彼女たちが桐島とどう関わっていくのか?ドキドキしながら扉を開く。前回のエピローグからは想像できなかった新展開でした。過去を悔やんで自戒する桐島ですが、思考と行動の方向性の「どうしてそうなるの」感はこれまで同様なので安定した面白さがあり、今回も登場するツッコミ役の一言も楽しい。過去の悔恨と新しい恋の間で揺れ動いていた桐島が新しい方向へ歩き出すまで描く大学生編の序章は、そう簡単には終わらない。今後の展開が実に楽しみです。

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著者プロフィール

第24回電撃小説大賞で《金賞》を受賞し、デビュー。

「2023年 『わたし、二番目の彼女でいいから。6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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