愛が重い人たちの話でした。
相手のことを思いすぎるがあまり何でも相手の思うとおりにしようとする人形遣い。
そんな彼を思って自ら破滅へと歩む人形師の話。
そして、両親を亡くして二人きりで生活する姉弟等々。
みんながみんな、藤原さんの持つ不思議な力や雰囲気に惹かれて何とか藤原さんを側においておこうとするけれど、藤原さんも藤原さんで悩んでいて、行方不明になったりいろいろしているけど、最後には元の場所である家に戻ってきて、この巻は終わり。
今、改めて読み直してみると新たな発見とか、別の角度からの見方ができて面白いなあ……と思います。
初めて読んだときよりも今読んだ方が面白いと思います。