きはなんにもいわないの (学研おはなし絵本)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784052024214

感想・レビュー・書評

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  • 2013.3.28中央図書館
    お父さんと公園に行った男の子が
    「ねえ おとうさん きになって」とたのんだならば、
    あらびっくり。おとうさんがほんとに木に変身。
    男の子は木登りをしていろいろな経験をしますが
    木になったおとうさんはどんなときも
    (きは なんにも いわないの)
    と声なき声でこたえるだけ。
    ふしぎな、でもとてもゆたかな魔法のひとときです。

    これが絶版って、もったいない。

  • 子ども:4歳児
    まず、いきなり4ページ目で「え〜〜!!」っという笑いがおこりますっ!

    その後、読み進めていくと、真剣に聞き入る子どもの姿。
    しかし、
    2回目あたりの、(木は何にも言わないの)あたりから、クスクスっという笑いが・・・。
    その後、読み進めていくと、この言葉を待ち望み静かに聞き入る姿があります。
    文字数が少なく、ほんのちょっとの時間でも読めるのがGOOD☆
    1回目は、文章の面白さに目がいきがち&絵が水彩画で色とりどりなので、
    2回目も明らかに違う楽しみを与えられるはずです。

    3歳児:(まあまあ楽しめる)
    お父さんが木になっちゃう意外性が分からないみたいでした。
    なので、(木は何にも言わないの)を何度読んでも、無反応。
    反応したのは、うんちとおしっこ。
    4歳児以上向けですね。


    大人:
    えっ、木になっちゃうの??
    物語の内容がつかめないし、絵が雑だし。
    今までの自分なら絶対読まない一冊でした。が、子どもは大うけ。子どもと大人の感想は違うということに勉強になった一冊です。

著者プロフィール

片山健 1940年、東京都生まれ。1960年代に『ゆうちゃんのみきさーしゃ』『もりのおばけ』を制作以後、10数年絵本制作から離れ、幻想的な鉛筆画を描き続ける。自身の子どもの誕生後、ふたたび絵本制作を開始する。絵本に『もりのてがみ』『おなかのすく さんぽ』『おやすみなさい コッコさん』『コッコさんのともだち』『コッコさんとあめふり』『だーれもいない だーれもいない』『むぎばたけ』『たのしいふゆごもり』『タンゲくん』『どんぐりかいぎ』など多数。赤ちゃん絵本に『いいな いいな』(すべて福音館書店)などがある。

「2022年 『ぴーぴー ばっくしまーす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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