ヤマネのすむ森: 湊先生のヤマネと自然研究記 (ヒューマン・ノンフィクション)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052030352

作品紹介・あらすじ

ニホンヤマネって、どんな動物か知ってる?てのひらにころんとのるほど小さくて、丸くなって冬眠するかわいい動物です。太古から生き続けている、この小さな動物に興味を持った湊秋作先生は、30年以上ヤマネを研究してきました。ヤマネ語って、あるのかな?どうやったら夜の森でヤマネを観察できるかな?湊先生といっしょに、ヤマネの不思議にせまってみよう。そして、ヤマネや人を取りまく森のことを考えてみよう。

感想・レビュー・書評

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  • ヤマネの営みを知ることで自然との共生も考える。清里のヤマネミュージアム、再訪したくなりました。
    この10年でヤマネの生態がより具体的にわかったことを知ることができます。

  • ヤマネを研究し続けている湊秋作先生による、ヤマネの生態についてと先生についてのお話。
    ヤマネがとにかく可愛い!会いたくなりました。ヤマネの生態には驚かされるばかり。一つずつヤマネのことを知る度にへぇ~っと感心すると同時に、想像してその愛らしさにニヤリとしてしまいます。
    文字の大きさからして、高学年向きかな~って思ってましたが、とっても読みやすくてワクワクする内容で、ルビもたくさんふってくれているので、3年生くらいからでも十分読めると思います。動物、とくに小動物が好きな子にオススメ。あっという間に読めて、ヤマネ大好きになります。

  • 著者はヤマネ研究の第一人者、湊秋作先生。

    湊先生がヤマネ研究を始めたきっかけから、研究中の苦労や工夫、さらには環境教育について、子供向けに読みやすく書かれている。

    子供が読んだら、人が自然や動物たちと共存していくにはどうしたらいいか考える良いきっかけになりそう。


    これを読んで、もっとヤマネについて知りたくなった。

    ヤマネミュージアムにも行ってみたくなった。

  • 目次抜粋
    巻頭イラスト…1ページ
    巻頭写真ヤマネの森に、ようこそ…2ページ
    目次…6ページ
    主人公紹介…8ページ
    プロローグ 夜の森で…10ページ
    第一章ヤマネとの出会い…13ページ
    第二章子供たちと、ヤマネの不思議にせまる…33ページ
    第三章ヤマネの森へ…69ページ
    第四章ヤマネという小さな窓から世界を見る…99ページ
    第五章研究から保護へ…125ページ
    エピローグ 霧の森で…154ページ
    感謝にかえて…157ページ

    2010年7月6日、(株)学研教育出版、東京都、全158ページ

  • 日本の「やまね」について書かれた本。著者はやまね研究の第一人者で、現在は山梨県清里のやまねミュージアム館長、関西学院大学教授を務める湊秋作さん。大学時代にやまね研究をはじめた話や、小学校教員時代の子ども達との観察の実践の話を交えながら、やまねのことがよくわかる本になっています。こんな先生がいたら楽しいだろうなと思いました。小学校高学年向けの本ですが、当時一年生だった息子に読み聞かせたところ、やまねに興味津々になりました。後日息子は、清里のキープ協会の「やまね学校」に参加して湊さんとやまねに会うことができました。

  • 死ぬまでに一度でいいから、冬眠中のヤマネを手のひらの中でギュッギュッってやってみたいと思ってます。

    著者は清里の「やまねミュージアム」の館長で30年間追い続けているそうです。

  • 湊先生は、森に生きる小さなヤマネの不思議に魅せられて、30年以上も研究しているんです。ヤマネ語ってあるのかな? 夜の森でヤマネを観察するには、どうすればいいのかな? 心に浮かんだ疑問をひとつひとつ工夫しながら解明していくのが面白い。ヤマネに会いたくなってくるよ。

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著者プロフィール

関西学院大学教育学部教授

「2018年 『ニホンヤマネ 野生動物の保全と環境教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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