- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052049309
作品紹介・あらすじ
累計180万部突破、朝読人気ナンバー1の人気シリーズの続編。恐怖、笑い、感動、奇妙な味、ミステリーなど、全30編を収める短編集。読書好き、読書嫌いもページをめくる手が止まらない。全編、意外な結末を保証! 朝読にも最適。
感想・レビュー・書評
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短編集。その中の一つ。痴呆症になった父が窓際に留まっている鳩を見て、「あれは何?」と何度も聞き返す、息子はそのやりとりにヘキヘキとする。
父が死んだ後に、日記を見つけ息子が小さい時に父が何度も「鳩だよ」と答えてあげたシーンが日記に残っているというシーンが少し熱い。中学生の読み物としては良いだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人気シリーズ。
「戦場の2人」
本物の戦争中、銃弾や爆撃が飛び交う中で、若い兵士と老いた兵士が話をした。
自分は死ぬのではないか、と若い兵士が言う。
自分の趣味はゲームとかネットで、インドアの趣味なんだ、こんなところとは真逆なんだ、と彼は続ける。
老いた兵士は、若い兵士にアドバイスをする。
もし、趣味のものを持っているのなら、こっそり行っておいで、心が落ち着くよ、と。
若い兵士はそのアドバイスに従い、ゲーム機で遊んでいた。
それを見た老兵は驚いた。
人の持つ強さと弱さと身勝手さに。
匿名なら、バーチャルなら、責任を取らないのなら、なんだって言える。
なかなか深みのある話だった。
「途上」
私の大好きな作家、谷崎潤一郎原作の物語である。
妻を亡くした男の元へやってきた調査員。
その男が話すことに男がじりじりと追い詰められていく。
しかしこの話の恐ろしいところは、これがまったくの空想では無いということである。
過去にも、ロス疑惑という事件があった。
夫は無実だったのか、それとも?
結局関係者はいなくなってしまい、疑惑は疑惑のままだ。
谷崎の持つ、耽美さ、言葉の美しさが薄められてはいるが、ここから谷崎ワールドへ行くと、妖しげなエロスと、魅惑的な言葉の世界に絡め取られるだろう!
欧米の小話、民間伝承などが多く取り上げられている。
できれば、どこの国のものなのか、明記してあると嬉しい。
どこの国の話かを知ることで、想像力や興味は広がっていくから。
原作については、作家名とタイトルが記されているので、それは良い! -
笑いや涙が止まらない‼️
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子どもから借りて読む。ピックアップ:「名探偵の復活」「有能なアルバイト」
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短編なので、気分転換に良い!
タイトル通り、いい話かなと思いつつ、最後の結末が、チクリとくる。
シリーズが、たくさんあるので、また読んで見ようと思う。 -
このシリーズは本当に読みやすくて面白い。今回は見開き1ページで終わる話もあって最初は短さに驚いたけど結果面白かったから読んでて楽しかった。
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見送る背中が良かった。
芝浜と天国のはなんとなく筋を知ってたので
先が読めたかな。