なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと
- 学研プラス (2020年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052051715
作品紹介・あらすじ
仕事、お金、幸せ、AI、多様性、働きがい…。働くうえで考えるべきテーマをマンガと図解で伝えます。これから社会に出る若者たち、仕事に向き合い悩む大人たちが、未来に明るい希望を持てるように。そんな想いが込められた、温かくて前向きになれる一冊。
感想・レビュー・書評
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家計の数字まで具体的に掲載されているような、地に足のついた本です。
「働く」ということは「生活する」ということと切っても切れないのに、今までの職業本で、ここまで具体的に、一生にかかるお金とリンクさせて考えさせるページがある本を私は他に知りません。
なりたいものが決まっているかどうかについても、もっと視野を広げてみようと納得感のある形で、「好き」の周辺にあるものへと目を向けさせていきます。中学生の身近にいる大人は、限られています。広い視野を持って将来を選択した大人ばかりではありません。学校塾習い事と子どもの時間を埋めることに労力を費やさなければ落ち着かない大人も少なからずいます。何かに向かって邁進している子どもを見ると安心するけれど、足踏みしたり立ち止まったりする子どもを静かに見守る余力が少ない仕組みに、学校もなっています。真面目ないい子ほど、自分の進路を狭める可能性があります。そんな子に、この本を届けられたらいいなと思います。
この本を手に持っているのが、なんだかイケてる雰囲気になるようなスタイリッシュな装丁になることを希望します。調べ学習用なら、今のままがいいのですが、生徒が自分で借りていく本なら、少し方向を変えたほうがいいように思います。自分から手にとってほしいので、よろしくお願いします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マンガでとても読みやすく、小学校高学年から中学生くらいにオススメの本。
p.80に「子どもは、世の中にある多くの仕事をよく知らない。なりたい職業ランキングは、生活の中で触れ合う機会がある仕事に偏っている。」と書かれていた。
子どもが広い視野で世の中のことを知れるよう、周囲の大人が「興味のアンテナに引っかかる」ことを見つけるサポートが必要。
個人的な意見だが、親子で似た職業に就くことが多いと思う。1番近い存在である親の職業が身近に感じるからだと思うが、親と子は別人格で必ずしも好きな事・得意なことは一致しない。
子どもが先入観を持たず、素直にやりがいを感じる仕事に就けたらと思う。
人生は選択の連続。
周囲に流されることがあるかもしれないが、「勉強or興味がある事に打ち込むか」「どの部活に入るか」「どの学校に入るか」「どの仕事に就くか」など、納得する道へ進むために自分なりの意志を持つ大切さを感じた。
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冒頭「将来のことを考えると不安でなかなか寝つけない…」
末尾「僕の人生はこれからもっともっと楽しいものになるはずだ」
若年者向けに書かれた本だけど、すでに社会に出て働き出している大人が読んでも気づきがある本だと思う。「なぜ勉強するのか」、「なぜ働くのか」、「何のために働くのか」という哲学があると主体的に、能動的に頑張れる。
学歴のところで例になっていたように、親や教師に誉められて、とにかく勉強は頑張ったけど、自分の好きなことややりたいことがないまま進んでしまうと結局そのあと何にもならないということがあると思う。自分もそんなタイプだった。自分の場合は人の勧めや偶然もあって進んだ道だったけど、今では興味を持って前向きに取り組めている。
学校では、いわゆる勉強だけを教えるのではなく、こういうことを考えさせる時間があるといいと思う。というかひょっとしてあったのかな?
タイトルもそうだけど、『君たちはどう生きるか』をかなり意識している気がする。 -
小学生、中学生、高校生、大学生、そして今働く大人たちに向けて書かれた本。学生時代に出会いたかったと思わされるくらい素晴らしくまとまった内容。仕事に対する考え方や生き方そのものについて、わかりやすい文章とイラストで教えてくれる。もし身近に生き方や将来に不安を抱いている人がいたらこの本をオススメしたい。
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「自分の人生をどう生きていきたいか、それを真剣に考え始めたときから、あなたは大人の仲間入り」
その文章にぎくりとする私は、まだ大人ではないのかもしれません。
本は身の回りにはいない人として、言葉をくれ、背中を押してくれます。
狭い知識や認識しか持たない大人(と言えないかもしれない)の人たちの中で育つ子どもは、広い世界を知ることなく歳をとっていき、そんな大人のようなものになっていくのかもしれません。
しかし、私を含めそんな大人ような人たちに向けてもこの本は平等に言葉をくれ、背中を押してくれます。
今の社会や世の中の状況を踏まえて、
"働く"という、ともすれば狭く捉えられてきた概念について、丁寧に様々な視点や情報を与えてくれます。
「あなたには無限の可能性があります。あなたはなんにだってなれます。」
大人だって、そう言ってほしいから。
全ての子どもたちと大人のような人たちが、自分の人生を歩めますように。 -
[人生には答えはある?ない?]
皆さんは人生に答えがあるのか?ないのか?ということを考えたことはありますか?もし考えたことがない人は今ぜひ考えてみてください。
わたしは、この本を読んで人生には答えはないと
思います。賛否両論あると思いますがぜひ続きを
読んでみてください。
まず人生とは、自分のこれからの道なので人にコントロールされることでは無いのです。
もし、逆にコントロールされてしまう人は自分のことに自信がなく自分の道を自分で遮ってしまう人です。
そんな人は自分では気づけて無いだけで実は心の
底で「人生には答えがある」と思っている人です。
これからは、自信を持ってみてください。
逆に自由に思ったことをすぐ行動に移す人はいいことですがなんらかが原因で自信を喪失する可能性は
あります。なのでそういう人はいつもより強い自信を持ってみてください。
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
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なぜ働くか、働く人がいるから生活できている、やりたい事を仕事にするという意味…、おしつけではなく、この本の内容をしっかり読むべきだと思う。大学生くらいまで、穿った見方をしないで、素直にこの本読んでみてほしいと思う。
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いい本だった。
どの年代の人が読んでもいい本だと思う。
働くということに関して分かりやすくイラスト付きで学べる。 -
世の中には知らない仕事がたくさんあり、好きなことを仕事にする時、その好きなことに関連した仕事がどのようにどれくらいあるか、を調べてみると、キャリアの道が拓ける。自分が好きなことはなぜ好きか、どこが好きかを分析することで、自分の能力を最大限に発揮できる場が見つかる。勉強ばかりして、「いい子」になるよりも、自分の将来をしっかり考えて取捨選択することが大切。どんな職業も、社会との関わりがあり、誰かに必要とされ、感謝されるもの。自分が社会にどう役立ちたいか、誰のために働きたいか、どんな感謝をされたいか。
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キャリアについて考える機会があって読んでみた。働くとはなにか、大人も改めて考えさせられる一冊。
学生の時に読みたかった!昔「学生は社会のお客さんだよ」って言われたけど、お客さん状態では知らないお仕事がこの世の中にはたくさんあるってことを若いうちから知っておくだけで将来の幅が広がると思う。