天皇の秘儀と秘史 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054066908

作品紹介・あらすじ

古史古伝のひとつ「正統竹内文書」の伝承者にして第73世・武内宿祢である筆者は、同時に南朝小倉宮の子孫でもある。秘密結社、竹内神道が保持し、南朝にのみ伝承された秘儀を明らかにし、天皇が行う大嘗祭や即位の礼、日継の儀式とは何かを明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 天皇に関する秘話が載せられていて、それなりに面白い。

  • 第73世武内宿禰による天皇の秘儀と秘史について。
    以下、本書より。

    【かごめ歌】

    「かごめかごめ
    籠の中の鳥は
    いついつ出やる
    夜明けの晩に
    鶴と亀がすべった
    後ろの正面だあれ?」

    まずは「かごめ歌」についての口伝から話そう。
    輪の真ん中に一人立たせて、その周りを皆でぐるぐるまわって、「か〜ごめ、かごめ・・・」と歌い、最後に「後ろの正面だあれ」という子供から子供へと伝わってきた遊びだ。
    私の子供の頃も、そんな遊びをしていた。
    思い出す人も多いのではないか。

    実はあれは天皇家における秘儀である。
    この歌には深い意味がある。
    一つは幼き頃の超能力開発法。
    「カゴメ之行法」である。
    後ろの正面が誰なのか、人の気配を感じられるのか、遊びを通してその力を引き出す為の秘儀である。
    もちろん今の天皇家はしていない。
    第81代安徳天皇までである。

    歌にある言霊と音霊をなぞってみよう。
    「かごめかごめ」は竹で作られている籠。
    竹は霊性が強く成長が早い。
    それを、竹を操る武内宿禰が持っている。
    天皇家の繁栄を願っているからだ。
    そして、「籠の中の鳥」とは誰か?
    それは、鳳凰、不死鳥・・・つまり、天皇の事である。
    具体的には応神天皇なのである。

    「いついつ出やる」
    武内宿禰が呼びかける。
    大事に大事に育てている応神天皇がいつ巣立っていくのか。
    それを胸に抱いて呼びかける。
    銅像もある。(福岡県の香椎宮)
    竹で作られた籠目から鳳凰が飛び立つ。

    「夜明けの晩に」
    早朝、日嗣(ひつぎ)の皇子(みこ)が日を拝み、月に祈る神事である。
    武内宿禰も毎朝する。
    天照拝・月夜見拝。
    総称して日月神事。
    日月は日嗣に通じる。
    夜明けは太陽と月が同時に見える日がある。

    「鶴と亀がすべった」
    鶴と亀で、剣(つるぎ)の事である。
    これは剣璽渡御之儀を指している。
    即位の儀式である。

    「後ろの正面だあれ?」
    当てられたら親王になれる事を示唆している。
    (当時は皇子だが、後の大宝律令では親王)
    最初に言ったように、人の気配を感じられるのか、遊びを通してその力を引き出す為の秘儀である。

    「かごめ歌」は武内宿禰と応神天皇の歌。
    天皇家の繁栄、我が子を思う父、武内宿禰の願い(竹内家の口伝では、応神天皇の父は武内宿禰)。
    幼き頃から天皇になる為の儀式。

    即ち「かごめ歌」は天皇家が発祥なのである。
    それがいつしか民間に降りた訳である。
    籠目紋には謎が多い。
    武内宿禰が生まれる以前からあり、「行って帰ってくる」という意味がある。
    神代文字にも残っている。
    実は紋章もあった。
    桐と竹と鳳凰、もう一つは籠目紋と菊。
    これを飛び立った姿にしたのが、伊勢神宮参道にある灯籠である。
    巣立ったのだ。
    これは『正統竹内文書』の極秘伝として初公開である。

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