新装版 愛、深き淵より。

著者 :
  • 学研プラス
4.80
  • (8)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054068087

作品紹介・あらすじ

今、もう一度振り返ってみると、深き淵には、澄んだ美しい水が湧き出ていたような気がします――。四肢の自由を失い絶望の淵にいた青年教師が、筆をくわえて綴った生命の記録。感動の輪を広げた超ロングセラーが、発刊40周年を記念して生まれ変わりました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本当に苦しくて仕方のないこと、そしてそれから逃れられなかった時人は深き淵に湧き出る水のようなものを見つける。壮絶さを感じてそれが印象に残った。

  • 916(闘病記)
    頚髄損傷

  • 教員3年目、道徳の授業を行ったのが、自分が星野富弘氏を知ったきっかけである。
    その後、佐藤幸司氏の先行実践をもとにした授業を、ここ最近1年に1回行うようになっている。

    その後、数年に一度、群馬県みどり市の星野富弘美術館に足を運んでいる。
    何度訪れても、心あらわれる思いになる。

    自分は、人間の弱さ、悩み、支え合うことの温かさ、そして人間のもつ「可能性」を、読後に感じる。

    冒頭に、氏の作品の歩みが紹介されている。
    本を一通り読んだ後に、もう一度作品を見ると、胸にこみ上げてくるものがあると思う。

    新装版をさらっと目を通したが、ルビがついている。
    (新版がどうなっていたかは不明)
    おそらく、子どもでも読めるようにしたのだと思う。
    子ども向けの本として、「かぎりなくやさしい花々」があるが、星野氏の生の独白を読むのには、こちらがおすすめである。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

詩人・画家。群馬県勢多郡東村に生まれる。群馬大学教育学部体育科卒業。中学校の教諭になるがクラブ活動の指導中頸髄を損傷、手足の自由を失う。入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める。1979年、前橋で最初の作品展を開く。1981年から雑誌や新聞に詩画作品や、エッセイの連載をはじめ、1982年、高崎で「花の詩画展」開催以後、全国各地で大きな感動を呼ぶ。1991年、村立富弘美術館開館。ニューヨーク(97年)、ホノルル(00年)、サンフランシスコ、ロサンジェルス(01年)、ワルシャワ国立博物館(04年)で「花の詩画展」を開催。05年、(新)富弘美術館新館開館。群馬県名誉県民。

「2019年 『女声合唱組曲 神様ありがとう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星野富弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×