モッキンポット師の後始末 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061312586

感想・レビュー・書評

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  • 俺に読書の面白さを教えてくれた一冊です。

    井上ひさしが、大学時代のエピソードを元に
    作られた作品らしいが、本当に面白くて、
    一気に読める(笑)

    三人の貧乏学生が、色々やらかして、
    モッキンポット師を怒らせたりするんだけど、
    そのやり取りがすっごく面白くてね(笑)

    今から30年前に、当時読書なんか一切しない
    高校生だった俺に、本の面白さを教えてくれた、
    思い出の一冊です。

  • とりとめのないストーリーだが面白かった

  • この作品、何が面白いのかわからないけれど、どんどん読み進んでしまうこともなく、ゆっくりゆっくりの読み方だったけれど、何だかじんわりと面白い作品でした。
    とてつもなく大っきい人物のモッキンポット氏にまたまたとてつもなく破天荒な3人の学生が反応していく、光合成みたいな力の出るお話でした。

  • 古くて新しくて懐かしい。

  • 子どもの頃にも読んだ本。読書っておもしろい!! と教えてくれた。ユーモアって、悲しみの中から生まれるものなのかもしれない。

  • 2013/04/07完讀

    (9/10)

    神父モッキンポット師,跟在主角三個搗蛋鬼後面不停地用他的關西腔賠禮,擦屁股。這三個搗蛋鬼就像「青葉繁れる」裡面的角色一樣,因為貪小便宜、好色、愛吃等等缺陷常常犯錯,モッキンポット師一次又一次被他們欺騙,但還是相信這些孩子們,不斷地收拾善後。

    很典型的井上ひさし,令人捧腹大笑,主角常常是渾身小聰明又常常捅摟子的小人物,但卻又憎めない,就和吉里吉里人的裡的佐橋如出一轍。井上對觀念的顛覆性,在這本書中也屢次出現。這些小人物的失敗,反而就是他們的成功。讓神父講出書中那樣的關西腔,製造出來的效果非常有趣。但笑料中一而再、再而三的罪惡,最終又突然讓故事踩了一個急剎車,神父竟被遣返回國。無上限的惡搞與歡樂,最終一定會狠狠地回到現實,井上作品總有著這樣不只是表面的歡樂,還有沈潛在底流中,無法不直視的「切ない」的旋律。

  • 大好き

  • 戦後の極貧時代の日本を舞台に、喰うため生きるためなら何でもやっちゃう貧乏学生3人組の姿を描いた喜劇。彼らの起こす珍事の尻拭いを渋々ながら毎度請け負うのは関西弁の外国人、モッキンポット神父。やってることは犯罪級なんだけどどこか憎めない3人組ととっても人間臭い神父のやり取りが魅力的。勉強ですさんだ気持ちもこれを読めば爽快になること間違いなし。主人公たちのような学生生活にどこか憧れてしまいます。

    (九州大学 学部生)

  • 100回は読んだ。

  • 小学生の頃読んで、あまりに面白くて続編も直ぐ読んだ。
    でも、モッキンポット神父がどうしたのか内容はもはや思い出せず。

著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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