ガラスの城 (講談社文庫)

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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061315983

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  • 二人の女主人公視点からの数少ない小説。
    エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、やがて惨死体で発見された。課長殺害で微妙に動揺する社内の空気の中で、執拗に死の謎を追う女子社員……。ガラスの城のような、都心の高層ビルに勤める一流サラリーマンの世界にうずまく、さまざまな欲望と犯罪の構図を鮮烈に描く傑作推理長編。

  • 昭和の時代背景を反映したミステリーですが、今の時代にも通じるものが感じられます。
    第1部『〜の手記』、第2部『〜のノート』、この手記とノート、嘘と本当の違いを最初から示し、読者に警鐘しているようです。とてもユニークなミステリーです。

著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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