くまのこの としこし (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
3.90
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本棚登録 : 441
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061324473

作品紹介・あらすじ

「もうすぐらいねんがくるよ」ときいて、「らいねん」がとってもきになるくまのこ。おしょうがつをむかえるくまのいっかをえがきます。よみきかせ・3歳ごろから、ひとりよみ・6歳ごろから。

感想・レビュー・書評

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  • 読み聞かせ 2年生 7分程度

    新しい年を迎えるための準備や気持ちを書いた行事絵本。
    「もうすぐ今年が終わるね」と聞いた くまのこ はびっくり!「今年が終わるの?終わったらどうなるの?」「来年が来るのよ」「らいねん って何??」
    くまのこは、お父さんお母さんと一緒に らいねん のための準備をします。
    お掃除、年賀状、おせち料理、松飾り、年越しそば…。
    こんなに準備してもらえるなんて、らいねん って羨ましいなあ。じゃあぼくも らいねん のためにとっておきのキャラメルを用意しよう、松飾りだけじゃなくて松ぼっくりも飾っておこう。

    そして大晦日の夜、遠くから聞こえてくる鐘の音を聞いて新年を迎えた くまのこ は、なんだか不思議と静かな気持ちになったのでした。

    ===
    とてもかわいい絵本ですが、年末の行事もわかりやすく、「除夜の鐘を聞いて静かな気持ちで新年を迎える」という情緒もある良い絵本です。
    くまのこ は「らいねん」が生き物か何かだと思っているようで、小さい子なりに一生懸命用意します。教室の子供たちは「らいねん」がなにか分かるので、くまのこ の様子を「ツッコミどころ多すぎ」とか「きっと くまのこ はちいちゃいんだよ、かわいい(^^)」など、よく聞いてくれました。
    くまの家で用意したおせち料理を「自分の家のおせち料理・年越しそばと違う」という声もあったので「おせち料理、年越しそばは家によって違います。お友達と『うちのおせち料理はこんな感じ』とお話してみても楽しいと思います」と伝えてみました。
    「大晦日の夜に聞こえてくる鐘の音」については「なんで鐘の音が聞こえてくるの?」という子もいたので、除夜の鐘についてもちょっと説明追加しました。

  • 「らいねん」の説明をうまく描いてくれてる。よみきかせ3歳からとあるけど、文字が多いからもう少し大きくなってからでもよいかも。

  • 【母セレクト】
    大晦日に読んだ絵本。
    31日の日中に大掃除をして
    スーパー行ったら車が多くてみんな買い出しだね
    って話してたらその通りのことが買いてある絵本で
    大晦日に読むのに相応しい1冊でした☆

  • 「らいねん」ってなに?「らいねん」がくるってどういうこと?
    くまのこはパパやママから「らいねん」ために、お掃除をしたり、年賀状を書いたり、松飾りを飾ったり、おせちを作ったりすることを教わります。くまのこには新年を迎えることが不思議な感覚で、読みすすめると「らいねん」がくることにだんだんドキドキするような気持ちになります。3.4歳くらいから

  • 「ことし」「らいねん」の境の説明を、
    小さな子どもの目線でほのぼのと教えてくれる。
    年越し絵本としては満点だ!

  • 来年を迎えるために、おとうさんとおかあさんは大掃除をする。くまの子も、自分の布団のしわを伸ばしたり、おもちゃを片付ける。おとうさんが年賀状を書くと、くまの子は来年のために、輪飾りを作ったり、おめでとうと画用紙に書く。町に買い物に行った後、おとうさんが松飾を飾ると、来年の目印になるように、くまの子は、家の中に松ぼっくりを飾る。お母さんがおせち料理を作ると、来年のためにおやつを用意する。12時になって新しい年が来たと言われたくまの子だが、来年が来たことがわからない。でも、鐘の音を聞いているうちに、くまの子は、不思議なことに静かな気持ちになり、これが来年と思う。(32ページ)
    ※くまの子が自分なりに来年を迎えようと準備する姿が、かわいい。ほのぼのする。

  • くまがワクワクじながららいねんを楽しみに待つ姿
    でもらいねんはモノや人じゃないんだね
    難しいけど年越しを感じるえほん

  • 「らいねん」がもうすぐやってくる。
    おとうさんもおかあさんも「らいねん」のために大忙し。
    それをみていたくまのこも「らいねん」のために準備をはじめました。

    日本の「年越し」の様子をこどもと楽しめる一冊。
    12月の頭に読んで、いっしょに年越しの準備を開始したいなー。
    くまのこが、とにかく可愛くてぎゅーっとしたくなる。

  • 「らいねん」が来ると知って、「らいねん」のために、せっせこ準備するくまの子。

    そのかわいい勘違いを笑いながら見つめる娘たち。私の読み方も少々おおげさにしてみました(笑)

    大晦日の日に読みたい!と持ってきました。

  • 「「もうすぐらいねんがくるよ」ときいて、「らいねん」がとってもきになるくまのこ。おしょうがつをむかえるくまのいっかをえがきます。よみきかせ・3歳ごろから、ひとりよみ・6歳ごろから。」

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著者プロフィール

1971年神奈川県生まれ。東京学芸大学教育学部美術科卒業。ステーショナリー会社を経て、フリーのイラストレーター。レター、文具、雑貨の商品化も多数行い、絵本作家としても、数々のシリーズを手がけている。

「2015年 『黒猫と読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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