- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061325258
作品紹介・あらすじ
21世紀の鳥獣戯画-パノラマで見る、大合戦!サルVS.タヌキ。時は慶長5年-天下を分けた一日のドラマ。
感想・レビュー・書評
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コマヤスカンさんによる,関ヶ原の戦いを,上から見下ろした地図上にかいたもの。
それぞれの武将と軍が実に細かく地図上にかかれています。
東軍総大将は,たぬき組の徳川タヌキ家康。
西軍総大将は,さる組の石田サル三成。
そのほか,石田三成の軍師の島ゴリラ左近,たこ組の安国寺タコ恵瓊,東軍のからす組黒田カー長政など,昨年「軍師官兵衛」にはまったオイラには思わず,そう,それ,それ(笑)という武将ラインナップ。
とにかく,慶長5年9月15日(西暦だと,1600年10月21日)午前6時から午後3時までの,一日の戦況が見開きで事細かにかかれています。
読み聞かせには全く向きませんが,関ヶ原を囲む地形や,それぞれの軍がどのように配置され,展開していったかがよく分かります。
ケロッパ秀秋の裏切りッぷりも,何か笑えます。
年齢層は,小さい子より,歴史を習った小学6年生くらい,大人も楽しめます。
なお,史実をもとにしていますが,フィクションだそうです。ご承知おきください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
関ヶ原合戦に史実をもとに、動物のキャラクターによるフィクション。
作者の特徴である、空からの地形を活かした作品。
私は30年くらい前に「関ヶ原ウォーランド」を訪れたことがあるが、等身大武者のコンクリート像があちこちに配置されていて不気味だったことを思い出す。 -
[墨田区図書館]
どこまで史実に沿っているのかと思ったけれど、単に関ヶ原の戦いに出てきた主要人物の名前(但しそれも動物名でのもじりだからよほどしっかりと知らないとそもそも本名すらわからないかも)と、「家康率いる東軍が西軍内の裏切りを扇動して勝った」というくらい。
まぁこれが面白いのなら、「敵を寝返らせて勝った」ことと、「光成VS家康」くらいを覚えられればいいのかな? -
関ヶ原の戦いの動物版パロディーのような絵本。
登場するのはすべて動物。
まだ歴史の知識がない年長さんだけど、気に入って何度も読む。お勉強になる前から、楽しみながら歴史に触れられるいい絵本。
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21世紀の鳥獣戯画-パノラマで見る、大合戦!サルVS.タヌキ。時は慶長5年-天下を分けた一日のドラマ。
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息子7歳12か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
何度も読む(お気に入り)
ちょうど良いボリューム
その他
残念ながら、ねこねこ日本史とか、かわいい系好き男子の息子には、この作品のビジュアルは受け入れられなかったようです…。 -
(2016年5月)
図書館で借り。自分一人で読み。
だいたい知っている話…とはいえ、動物の名前だけでなく、実際の武将の名前も併記しておいてほしかったなー、とちょっと思ったり。
(2021年9月)
ゲーム「戦国無双4」をプレイしたのがきっかけで10歳児Fが歴史に興味をもち始めた。ちょうど関ヶ原の戦いのステージを二人でプレイしたところなので、この本を借りてきた。一緒に読もうと思っていたが、返却期限が来てしまったので、自分一人だけ読んで帰し。
コヤマスカンといえば「しんかんせんのたび」が有名か。状況を俯瞰で描く手法が関ヶ原の戦いを描くのにもマッチしているなあ、と思った。
関ヶ原の戦いでよく言及されるのが、小早川秀秋の寝がえり(事前に東軍と内通していたが迷っていたので東軍から発砲された)なのだけれど、
・南宮山に陣取った吉川広家(西軍。事前に東軍と内通)が弁当を食べて毛利軍(西軍)の進軍を足止めした話とか、
・島津義弘(西軍)が敵中突破で家康に肉薄した話
などなども描かれていて大人も楽しめるぞ。 -
歴史が好きな人、興味がある人、知っている人なら特に楽しめるかなと思った。関ケ原なんて知らないよといううちの3きょうだいでも、絵を見てるだけで楽しめたみたい。関ケ原の合戦ってこうだったんだなと、ざっくりわかっていいし、細かい絵もおもしろい。時々、孫悟空など東軍でも西軍でもない人たちが、こそっと居るので、探してみるのも楽しい。大人も楽しんでます。私も何度も読んでは、あっ、こんなところに鬼が!?なんて見つけてます。最初と最後の、戦国新聞もなんか好き。
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本屋さんで立ち読みしたんだけど、これ家でじっくり眺めたい!
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関ヶ原の合戦が、この絵本を読むだけで大体分かってしまうという優れもの(?)でした。布陣や何時に何が起こったのかも、大体描かれてます。なにより、鳥瞰で見た戦場の、色んなところで色んなことが起こっているので、探し絵的に見ていくのも面白いです。