介護のえほん だいじょうぶだよ、おばあちゃん (講談社の創作絵本)

  • 講談社
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本棚登録 : 39
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325265

作品紹介・あらすじ

いなかの おばあちゃんが、おつかいの とちゅう、ころんで けがを した。
おとうさんと おかあさんは しんぱいそう。
なにか、ぼくにも てつだえる ことは ないのだろうか……?


『介護のえほん だいじょうぶだよ、おばあちゃん』は、その名の通り、介護や、高齢者との関わり方を描いた絵本です。
田舎に住んでいるおばあちゃんが怪我で、歩けなくなり、孫たちだけでお見舞いに行く、という設定でお話が始まっていきます。「介護とは、どういうものなのか」、「自分たち(子どもたち)と高齢者の体はどう違うのか」、「子どもたちだけで何かできることはないのか」など、子どもたちに知っておいてほしいこと、考えてほしいことをストレートに描いています。
場面によっては、「やってみよう!」という、子どもたち向けの具体的なアドバイスを入れています。巻末(後ろ見返し)には、「おうちのかたへ」として、それぞれの場面別に大人向けのアドバイスも入れる予定です。高齢化社会の今、実際にこのような状況になる家庭は少なくないと思います。
そうした状況に直面したとき、子どもたち自身が「何か自分もお手伝いできることはないのかな?」と思ってくれるきっかけとなってくれることを目指した絵本です。
著者のお二人が、ホームヘルパー2級の資格を取得されていることもあり、しっかりとした裏づけがありつつも、絵本としても楽しめるあたたかなつくりになっています。

(総かな)

感想・レビュー・書評

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  • 子供時代に 介護を経験できるなんて とても貴重なことだよね。

  • ★★★★★
    けがをして退院をしてきたお祖母ちゃん。
    心配で、お姉ちゃんとぼくはお休みの日にお見舞いに出掛けた。
    年をとるって、どういうことだろう?
    介護ってなに?
    けがをして動きにくいことはどう大変なのかな?
    ぼくたちに出来ることはなんだろうか。

    元気姉弟が、いっしょに考えてくれます。
    (まっきー)

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著者プロフィール

1965年、東京・渋谷区生まれ。雑誌・書籍編集者。
大学時代より数多くの媒体に携わり、新聞社、出版社勤務を経てフリーランスに。医療+社会、教育+社会、歴史+社会問題といった視点から企画提案している。編集したものに『ボクは吃音ドクターです。』(毎日新聞社)、『巻子の言霊~愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語』(講談社)、『焼かれる前に語れ』(WAVE出版)、『新宿情話』(バジリコ)など多数。『そのこ』(谷川俊太郎・詩 塚本やすし・絵/晶文社)では、児童労働をテーマにガーナに暮らすこどもの現実を描いた。
訪問介護員(ホームヘルパー)2級、障害者(児)居宅介護者2級課程修了。

「2012年 『介護のえほん だいじょうぶだよ、おばあちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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