太陽電池を使いこなす: 太陽電池がひらく新時代 (ブルーバックス 912)
- 講談社 (1992年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061329126
作品紹介・あらすじ
太陽の光から直接電気を得ることができる魔法の板=太陽電池を用いた新エネルギー時代が始まろうとしている。制度の改正により、個人でも購入して使いやすくなる。そんな太陽電池はどのようにして電気が出せるのか、その種類、使い方、入手方法はどうすればよいか、どのくらいの面積を必要とするのかなど具体的に解説した。また太陽電池瓦、ソーラーエアコン、ソーラープレーンなどから、全世界のエネルギーをまかなおうという「ジェネシス計画」などの最新状況とその近未来を展望する。
感想・レビュー・書評
-
2008-05-13
最近,太陽電池関係のプロジェクトに関わりだしたので,基礎的な知識から,入れていかなあかんなーと,
図書館から数冊借りてきてよんでみてた.
定番,ブルーバックス.
しかし,古い!
92年の著作でした.15年以上前!!
そこでは「2000年までにはこれこれこういう事をやる!」ってことが
結構言われていて,その目標が達成できていないのが「やっぱりな」という感じではあった.
そして,僕らが参画する為の火種となった,現在言われている電力網への逆潮流(電力会社が買い取る)
システムが孕む問題がまだ全く認識されておらず
電力会社が買い入れを始めた英断自体が両手放しに褒められているのが,面白かった.
発展の歴史とは問題点発見の歴史であろう.
著者はアモルファス太陽電池を発明し,北米のソーラープレーンによる横断にも関わった人.
三洋なんですが,やっぱり三洋は環境エネルギー技術は歴史的に強いんだな,と思った.
PS ブルーバックスから「新・太陽電池を使いこなす」という本が出ているみたいですね.詳細をみるコメント0件をすべて表示