武器としての決断思考 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385016

感想・レビュー・書評

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  • そこまで武器にもならないかなという感じ。

  • 考える力の本
    論理的思考を養う

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    決断思考、特にディベートについて武器としている。

  • ディベートや決断する際にどの様に考えていくか、その手順。こんなふうな感じの本が読みたいと子が言うので探して読んでみた。私のようなオバサンにも分かりやすい。これなら京大生にカスリもしない我が子にも読みやすいだろう。あまりに分かりやすいのでサラっと読んで分かったつもりになりそうな心配も。著者も言うように「読書は格闘技」と心して、考えつつ読み、実践に活かせるよう身につく読書をして欲しいものだ。こんな授業を受けられる京大生が羨ましい。

  • 決断こそ感性ではなくより理性で、論理的に。その方法が示されている。

  • 要再読
    特に4章以降は同志を集めて皆でワークをやってみたい。
    適切なタイミングで読めば相当役に立つ。

  • ディベートのやり方から、自己決定の仕方を学ぶ。大学の人気講座というだけあり、わかりやすく、あっという間に読めてしまう。普通にまっとうなことが書かれているので、若い人にはとてもためになるでしょう。すべてのことをこのように判断できるようクセをつける必要があるかな。できている事柄と、できていない事柄があるので。

  • 決断思考と書名にはあるものの、話の基本は、意思決定論とディベート論。

    著者は東大助手からマッキンゼー、現在は京大の客員准教授を務めているので、学問のための教養ではなく、実学のリベラル・アーツとしての知識としての考え方の重要性を説いている。

    各章を○時間目などと表記したり、授業感がでる口語体の書き方はわかりやすいと思った。ただ、ロジカルシンキングや意思決定論を学んだ人にとっては、なじみの深い言葉が並んだまとめに近いと思う。本書の要約すれば、今後の時代は知識偏重の時代ではなくなり、現状を的確に把握し、推論等で吟味したうえにディベート等の技術を使い、先送りにせずに生き方をすぐに決定していくことが重要であるということだと思う。

    平易に書かれているので、高校生や大学生でも十分読めると思った。

  • まず、導入部においては

    ・変化が激しい今の時代、これまでの価値観や方法、人生のレールというものは、意味をなさなくなってきている。
    ・そのため、自分の人生や将来を見据えながら、一つ一つの現時点で最善と思える「意思決定」を行っていく必要がある。

    ということが述べられ、そのあとで

    ・「意思決定」を行う方法として、ディベートの考え方は大いに参考になる。

    という方向に話が進み、それ以降は
    「ディベートの考え方を活かし意思決定を行う方法」
    について語られていきます。

    物事の判断を行う時すべてにディベートの考え方を当てはめる必要はないかと思いますが、例えば
    ★「具体的な行動をとるべきか、否か」で検討する
    ★メリットでは「内因性・重要性・解決性」をチェックする
    など、ちょっと使えそうなこともいろいろあったので、十分満足は出来ました。

    加藤

  • スタンダードブックストア心斎橋店トークショーの話が興味深かったので購入いたしました。いやその前だったかな。どちらでも良いですか。そうですか。

    東大卒→東大院卒→スキップで助手に採用→マッキンゼーに転職→独立して投資家兼京大講師
    という大変華々しい経歴をお持ちの方の著書でございますが、確かに頭の回転が早く話の回転も早くそれはそれは何を宣っているか分かりかねるほどでした(トークショーでの話です)。
    とはいえ仰っていることは難しいことではなくPDCAのPを無数にやってみて良さそうなところに大きく投資。DCAを回していくのでございます。小さく無数に始めろってことですね。ただそのレベルが高いわけでございます。富士山のようにチョモランマのように高いのでございます。「ママ、あんな高いところでオジさんが飛んでるよ?」「見ちゃいけません!マッキンゼーになってしまいますよ!」

    はて、何の話だったでしょうか。


    ディベート思考で行こうぜ!

    そうそう本の話でした。とにかくそのようなハゲ上がるほど頭脳明晰な方が書かれているだけあって本書は非常に明快でございます。一言で表せます。「ディベート思考で行こうぜ!」でございます。

    つまりはロジックゲームを社会問題から果ては自分の人生にまで当てはめろという訳でございます。比較事例類似事例反対事例を集めて一人ディベートして思考を鍛えろと。そうしてロジカルな背景をもとに物事にあたれと。そういう訳でございます。何事もエモーショナルに考えがちな日本人ひいては日本語話者であるワタクシ共にもっとも足りない思考法なのでございます。

    しかし、本書をお読み頂けたらお分かりになるかと存じますが、そう言った本書で述べられるスキームすら疑ってかかる必要があるのがディベート思考議論思考なのでございます。はじまりは前提を疑うことにあるのでございます。
    つきましてはくれぐれも「本書の内容は全て正しい」などと宣うことなどないよう深く深くお願い申し上げます。

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著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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