欲情の文法 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385115

感想・レビュー・書評

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  • 女子には、オススメできないw
    すんごく仲のいいエロい女子になら、僕がこの本を読んで、面白い!という感想を抱いたことを知られてもいいかな。
    そのくらい、ウブな女子には見せられない、知られたくない内容です。
    だから面白い!
    官能小説は手にとったことがないけど、ちょっと興味がわきました。

  •  官能小説で抜いてみたくなった。

  • タイトルにひかれて購入した一冊。官能小説の世界は推理小説の後が読めないストーリーよりも水戸黄門みたいなストーリーの大枠は決まっているものだと書いてあった。大枠が決まった中でどう表現するのか?表現することはただ一つ。表現力・想像力がないとできない仕事だと感じた。

  • 400点以上もの官能小説を発表したベテラン作家の著書。なかなか知り得ない官能小説の世界を伝えると共に、「人の感情を操る」という観点から官能小説の書き方を解き明かす。官能小説から人の感情を読み解くというのは、非常に斬新な切り口で面白い。

    また、官能小説を書き続けてきたことで得た、モチベーションの保ち方など、他ジャンルの仕事に役立つコツも多数。

  •  作者の本気がこれでもかというくらい伝わってくる。読んでいて本当に面白かった。
     筆者は自らの性癖はおろか、リビドー全開の若さゆえの過ち(婉曲的な表現)を格好つけずに大暴露してくれている。この時点で作者の熱意を感じずにはいられず、読者としても「これは真剣に向き合わねばなるまい」という気にさせられた。またアメリカなどの映画(ホラーやサスペンス)などでいわゆるDQNが真っ先に殺される理由というのも大変納得がいった(要は学生時代虐げられていたギークボーイの復讐らしい)。面白い。三点リーダの使い方も、官能小説家らしくさすがの貫禄。上手。エロゲを何本もプレイしているとその辺りの感覚が麻痺(というかいい加減になる)してくるので、良い意味でリセット(?)されたというかニュートラル(?)に戻してもらった感が。
     さておき、個人的に一番重宝しそうだったのは「喘ぎ声バリエーション」の項(笑)。いざ18禁シーンを描くとなるとこの辺りの字面で違和感を覚えるということがままあったので、これはありがたい。
     今後何かに使う予定があるのかないのか……というのは置いておいて、これは勉強になったと感じました。

     最後に一言
    「変態じゃないよ! 変態という名の紳士だよ!」

  • 官能小説の書き方、お約束を大変わかり易く紹介。

    分かりやすさだけでなく、その文章内容で笑わせてくれる。最後の方には作品を書くにあたってのコツが紹介されている。

    官能小説だけでなく、全小説家も参考にするべき。

  • 官能小説の巨匠が満を持して披露する「欲情させる秘技」満載!
    文章だけで人を欲情させ、興奮させるエンターテ イメント。それが官能小説である。ただのエロ小説だと思ってもらっては困る。あの文章の中にはあらゆる人の感情を操るノウハウが詰まっているのだ。本書で は400点以上の作品を生み出してきた官能小説界の巨匠がそのノウハウと哲学を一挙公開する。「主人公が18歳童貞である理由」(44ページ)「話の順序 を変えるだけで興奮度は増す」(130ページ)「男は与えられたい生き物・女は与えたい生き物」(180ページ)「キリの良い所で仕事を終えない」 (219ページ)など気になる話題が満載。『欲情の文法』は、「ナマの人間」が見えにくい現代において必要な「武器としての教養」だ!

    ▼試し読みはコチラ
    http://ji-sedai.jp/book/publication/yokujo.html

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著者プロフィール

睦月影郎(むつき・かげろう)
昭和31年1月、横須賀市生まれ。
神奈川県立三崎高校卒業後、職を転々としてから23歳で官能作家デビュー。
著書は600冊に達する。官能の他、本名の奈良谷隆名義では時代物や戦記を
書き、ならやたかし名義ではマンガも出す(代表作、ケンペーくん)。
特技、剣道、居合道。日本文芸家クラブ副会長、日本漫画家協会会員。

「2019年 『ぼくのマンガ道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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