百合のリアル (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385429

感想・レビュー・書評

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  • 異性愛者、同性愛者、として見るのではなく、個人を個人として見て知ること、そして自分を見つめることが大切よ、っていう話。私的にはちょっと物足りなかったかな。というか、今の私が求めている内容じゃなかったんだろうなぁ。二年くらい前の私だったらまた違ったかも。

  • で、百合つながりでこんな本。

    それぞれの章は、

    1.漫画

    2.レズビアン、両刀使い、身体的には男だけど女、ヘテロ…といったキャラクタの対話での問題提起

    3.著者のうんちく

    …という流れで進行。

    最終的には、「私たちをカテゴライズしないで!」などと、「世界に一つだけの花」みたいなことをおっしゃっていますが…。

    そうであるなら、タレントなり物書きとして、まずは揺るぎないパーソナリティを発揮してから書きゃいいじゃん。レズビアンなのを売りにした本出しといて、何を抜かすねん…という感じです。

    まったく、『魍魎の匣』かと思いましたら、『鉄鼠の檻』。

    苦しむ人に向けて、あえて「百合」という言葉を使っているというのかもしれませんが、「もっと私を見て」的、駄目なアスカみたいな底の浅さが目に余ります。

    まぁ、そのあざとさ、表現力のなさを含めての「百合のリアル」か。

著者プロフィール

タレント、文筆家。2010年度ミス日本ファイナリスト。13年、フランスでの同性婚法制化を機に結婚。芸能事務所・オフィス彩に所属してテレビで活躍。並行して、『百合のリアル』『同性愛は「病気」なの?』(ともに星海社)、『ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか?』(イースト・プレス)などの著書を刊行。17年に事務所から独立し、「脱婚」。LGBT関連にとどまらず多面的に活躍中。

「2017年 『ハッピーエンドに殺されない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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