ダンガンロンパ霧切 3 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 237
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399068

作品紹介・あらすじ

ノーマンズ・ホテル事件から生還した霧切響子と五月雨結を待ち受けていたのは新たなる“黒の挑戦”、難攻不落の「密室十二宮」! 絶体絶命の霧切の前に現れた最後のトリプルゼロクラス探偵・御鏡霊は敵か、味方か!? 原作ゲーム『ダンガンロンパ』のシナリオライター・小高和剛からの直々の指名を受け、「物理の北山」こと本格ミステリーの旗手・北山猛邦が描く超高校級の霧切響子の過去―。これぞ“本格×ダンガンロンパ”。

感想・レビュー・書評

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  • 3巻にして本の厚みが薄くなって、いよいよ1冊読切スタイルの放棄かと思ったが、一応一冊で完結する推理ものは堅持。
    とはいえやはり次につながるストーリーの方がメインになっているので、続けて4巻を読むしかない。
    相変わらず登場人物が全員超個性的というのがダンガン好きにフィットするし、霧切のストーリーもあり、スピンオフとして文句なしの良作。推理部分がややぶっ飛んでいて普通の推理小説としては微妙な感じになるだろうけど、ダンガンと同じくらいのぶっ飛び加減なので、これまたファンしか読まないであろうスピンオフ作品にふさわしいトリックなのでは。いやぁ、ほんとにこの作家さんの原作ゲームの雰囲気をしっかりトレースする作品づくりはすごいと思う。

  • 3巻というよりも「密室十二宮編前編」という感じ。
    表紙の新キャラ・リコがまたダンガンロンパらしいキャラクターで存在感も抜群。
    というか、リコが濃くて事件が薄めだったせいか、なんとなく不完全燃焼な印象。

  • シリーズ第3弾。
    御鏡霊があっさり5つも解いてしまう、12の密室(笑)でしたね。

    霧切が解いた密室は出入り出来た可能性の残る厳密には密室じゃないしw
    正直、今回の事件よりもコストの低い事件には期待できないけど、究極の密室とやらには是が非でも期待せざるを得ない。

  • ”ダンガンロンパ霧切 3”北山猛邦著 星海社FICTIONS(2014/11発売)
    (イラスト:小松崎類)

    ・・・時間内にすべての事件を解決するか、あるいは未然に防ぐことができたら君の勝ちだ。だが一つでも解決できない事件があったら君の負け。いかがかね?
    ノーマンズ・ホテル事件から生還した霧切響子と五月雨結を待ち受けていたのは新たなる“黒の挑戦”難攻不落の「密室十二宮」! 絶体絶命の霧切の前に現れた最後のトリプルゼロクラス探偵・御鏡霊は敵か、味方か!?

    ・・・「犯罪被害者救済委員会」との争いも本格化。最後のトリプルゼロクラス、”御鏡霊”も登場。
    話としては盛り上がってきているのですが、トリックがさほど大掛かりなものでなく、作品と合っていない印象がありました。
    ちょっとここいらはどうにかならんかなぁー、という点ですね。

    ・・・あー、”難攻不落の「密室十二宮」”という表現はあらすじだけで本編には出てきません。
    作中では低クラスの五月雨結でも解決できるとも書かれていましたわ(笑)

    ・・・広告には”2015年 新プロジェクト稼働!佐藤友哉 ダンガンロンパ! 次巻、タイトル発表予定!”
    とありました。4巻が2015年内に発表、その後に佐藤友哉の新作、という形になりそうですね。
    どちらも楽しみー。

  • シリーズ三弾。新たなる「黒の挑戦」はボリュームありすぎ! いやこれ一冊で収まらないでしょ(笑)。ああそれでも全部の事件を読みたかったかもしれない……あんなものやこんなものを凶器に使うだなんて、やっぱり気になりますよねえ?
    新たに登場する謎の美少年キャラに、そしてついに本領発揮のトリプルゼロクラス探偵、と気になる要素は盛りだくさん。さらなる陰謀も明らかになったところで次巻に続く、か……気になる!

  • 前回の『黒の挑戦』から生還した霧切響子と五月雨結に新たな『黒の挑戦』が・・・難攻不落の『密室十二宮』。
    そして二人の前に現れたトリプルゼロクラスの探偵・御鏡霊は味方になるのか・・・?
    ちょっと前作と比べるとものたりないかなぁ~って思いながら読書。
    だけど、ラストの展開に驚愕。その事実にたどり着いた結は、曲りなりにも探偵なんだと今更だけど気づかされた(←失礼)
    結じゃないけど、この現実にやるせない。。。

  • 今後の更なる広がりを感じさせてくれる作品。最高難度のトリックに今から期待大。

  • やっと出た新巻。早く次読みたい。

  • 密室十二宮編、その1。五月雨結宛ての「黒の挑戦状」×12という無理ゲーっぷりに慄くも、ページ数から察しのとおり実際に扱われるのは雪密室の1件のみ。濃密なコンゲーム&デスゲームが堪能できた前作に比べると、どうしても“つなぎの1冊”な印象が強いです。結お姉さまと霧切ちゃんの互いを思いやるが故のすれ違いが決定的な亀裂を生み、それが本編『ダンガンロンパ』の手袋の秘密に繋がっていきそうで嫌な予感しかないところで待て、次巻。

  • 一気にストーリーが進んだ巻。
    そのせいか犯罪トリックがもの足りなく感じました。

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著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』(講談社ノベルス)で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。代表作として、デビュー作に端を発する一連の〈城〉シリーズなどがある。

「2022年 『月灯館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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