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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061475892
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(1994.04.03読了)(1994.03.30購入)
応仁の乱に生きる
(「BOOK」データベースより)amazon
足利八代将軍義政の夫人日野富子。政治をおろそかにする義政にかわり、わが子を将軍につかせ、その権威を死守した。11年もの長い応仁の乱の中でたくましく生きた女性のすがた。 -
足利八代将軍義政の正妻として、何も自分では決めることのできない優柔不断な夫に代わり、政治にも戦いに於いても主導権を握り、賢く、たくましく生きた日野富子。
義政に関しては、全くといってよいほど魅力のかけらも感じられず、情けない男なのだが、そんな夫を一生懸命支え、頑張って口を出し過ぎたがために、悪女というレッテルまで貼られ、気の毒なことこの上ない。
愛情を注いだ息子の義尚を、続けて義政までをも病気で亡くし、辛い思いをしながらも精一杯生きた姿が凛としてかっこいい。
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