若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー(1) (講談社青い鳥文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486133

感想・レビュー・書評

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  • アニメにもなっている作品を読んでみた。実はこれ、タイトルを見た時はアダルトゲームか何かを子供向けアニメにでもしたのかと思ってしまった。……余計な知識は邪推を産む。


    内容は児童書。
    小公女を思い出しそうな感じだなと思ったけど、もっとカジュアルでもっとシビアだった。

    両親を亡くしたおっこ(織子)が春の屋旅館の祖母の元に引き取られる話。
    そこで、幽霊のウリ坊に「旅館を立て直しておかみになれ」と言われ、不意な事から祖母やライバル旅館の前で「若おかみになる宣言」をしてしまい、奮闘する。

    アニメの他の人の感想でもあったけど、子供に仕事させるなよ……と突っ込みたい。仮にさせるとしても「出来る範囲のお手伝い」であって、寝不足になるほど頑張らせる必要はない。現おかみの祖母はなにしてるんだという話になってしまう。(祖母は過労で倒れている)
    都合がよすぎると思う点はあるけど、物語の範囲内なので突くのも野暮。

    私が知りたかったのは、作者の意図は何なのかという事。
    後書きを読んで理解した。そこまで考えていないという事を。子供がお仕事に励んだら面白そうだと思ったのかなと。両親が死んでいるのは、動機付けのためなのだろうけど、そのために「両親がいないのだから旅館で生きていくしか道がない」という逃げ場のない設定になっていて、祖母が酷い人間に見えてしまう。別に祖母は強制していないけど、おっこのおかみになる宣言をそのまま受け入れてるのは、大人としてどうなのだろうか。


    登場人物全て「小学生」と思って読めば、読める。祖母も祖母と言う設定の「小学生の経験値しかないキャラクター」



    アニメも散々な感想を持ったけど、小説にはまた別の事が書かれているかも……と期待して読んだのが間違いだったかもしれない。小説もアニメと同じく、キャラクターが小学生。

    小学生向けだから、そう書いても小学生読者は気が付かないだろうけど、大人が読むとキツイ。大人の責任放棄なのか……でも、時代かなと思って何とか飲み込む。これ、スマホが出て来たりしたら現代に近くなるので、児童虐待……と思ってしまいそう。

  • 昔から読み続けているシリーズ
    大人になって読み返してみたがやっぱり面白い。
    この世界に自分もいるかのような錯覚をしているかも。
    とにかく楽しくて大好き

  • 「6年生のおっこは交通事故で両親をなくし、祖母の経営する旅館"春の屋"に引きとられる。そこに住みつくユーレイ少年・ウリ坊や、転校先の同級生でライバル旅館のあととり娘の真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の"若おかみ"修業を始めることに。きびしい修業の日々、失敗の連続…。負けるな、おっこ!コメディ新シリーズ第1話」

  • り。1597
    8y6m

  • おっこが若おかみになるために修行をするとこかっこいい✨

  • むすめの借りた本を横から。
    なかなか面白かった。
    おっこもウリ坊も良い子。
    次の巻も楽しみ。学校で読み終えないで母にも貸してくれ。

  • 交通事故で両親を亡くし、母方の祖母の経営する旅館・春の屋に引きとられた小学校6年生の女の子・関織子(おっこ)が、ひょんなことから“若おかみ”修業を始めるというコメディシリーズの一作目である。慣れない仕事に失敗を重ねながらも、前向きに進んでいくおっこの姿が描かれている。この巻でメインとなるエピソードは、おっこが修業を始めたきっかけと花の湯温泉名物菓子コンテスト。
    映画の評判がいいので気になっていた作品だったのだが、おっこをはじめ、春の屋に住みついているユーレイ少年・ウリ坊、大旅館の跡取り娘・ピンふりなど、メインのキャラクターはいずれもいい感じで、楽しく読むことができた。特にピンふりは、いかにもなイヤミな金持ちお嬢キャラからの意外な展開で、個人的にはすごく魅力を感じた。

  • さいしょは、秋野真月はそんなに好きなタイプじゃないと思いましたがおっこが、火傷したとき、助けを呼んだ時、一気に思っていたことが変わりました。

  • 映画「ジョーカー」で話題
    「命題はほぼ同じ」「若おかみの方がつらい」と何故か比較される
    「ジョーカー」VS『若おかみは小学生!』

  • 交通事故で両親をなくし、旅館「春の屋」に引き取られた主人公おっこはユーレイのウリ坊や転校先の同級生でライバル旅館のあととり娘である真月らと出会い、春の屋で若おかみ修行を始めることに。ハートフルコメディーシリーズ第一巻。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。講談社児童文学新人賞に応募した作品で注目され、作家デビュー。おもな作品に「若おかみは小学生!」シリーズ、『パンプキン! 模擬原爆の夏』『長浜高校水族館部!』『よみがえれ、マンモス! 近畿大学マンモス復活プロジェクト』(以上、講談社)、『妖怪コンビニで、バイトはじめました。』(あすなろ書房)、『クルミ先生とまちがえたくないわたし』(ポプラ社)などがある。「若おかみは小学生!」は2018年にテレビアニメ化、劇場版アニメ化され、大きな話題となる。

「2022年 『病院図書館の青と空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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