オリエント急行とパンドラの匣 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486935

感想・レビュー・書評

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  • ヨーロッパを横断する、オリエント急行。それは、赤い夢をあざやかに彩る、かずかずの大事件の舞台となってきた。そして、いままた、古より伝わるパンドラの匣をめぐって、新たな事件が…。偶然か、はたまた運命か、乗車するのは名探偵夢水清志郎、そしてきっとどこかに怪盗クイーン。古都イスタンブールから花の都パリへと向けて、オリエント急行がいままさに発車するー!!小学上級から。

  • 怪盗クイーンのファンのわたしにとってはとてもおもしろかったです!!パンドラの箱を盗んだり、何回も夢水清志郎にみつかるところなどが、一番おもしろかったと思います。

  • なーるほどね。ここで、ヤウズ初登場か。
    そして、久しぶりにジョーカーの強さが際立つわけです。

    彼、実は凄い達人だけど、周りがもっと凄いのでぜーんぜん目立たないという不憫な人です。
    クイーンの小姑でしかないものな。

    列車と探偵(あるいは怪盗)って、形式美の一つと思うんだよね。
    電車じゃなくてさ。

    電車だったら、急行ね。

  • 再読。
    でも、ほとんど忘れているので、覚えているところと突っつき合わせながらどうだったっけ?と考えるのは楽しかった。

    精神年齢幼児VS精神年齢10才。
    教授の前ではクイーンが常識人に見えてしまう。

    トリックのスケールが大きい!
    クイーンの方に重点が置かれている気がするような。
    教授の活躍少ない…。
    どこかの怪盗が言っていたみたいに、「探偵は怪盗という芸術家の作品を批評する批評家にすぎない」みたいな…?
    クイーンの正体を見抜いていたのは流石だけれども。
    それにしても、クイーンは伊藤さんに化けて、また伊藤さんに化けたのか…。
    盲点。
    でも、今回、クイーンは予告状出したんだっけ?
    教授に直接クイーンが言っただけのような…。

    トップシークレット、というある意味ファンタジーなズタ袋がまさか…。
    やられた~。

    やっぱり、これくらいのちょっと現実不可能なファンタジーレベルの方が好きかも。

    架空対談の中のRDの「あなたたちは、赤い夢の中で、いつまでも遊びつづけるんですよ。」にちょっとゾクリ。

  • まさに夢の共演。夢水がクイーンの正体を明かす所がかっこ良かった。

  • はやみねファミリーシアターだけど、夢水清志朗を出す必要性はなかったのでは。

  • 夢の共演、らしいのですが、探偵の方はともかく
    怪盗の方は読んだ事がないので…。
    おかげで、探偵と担当さん以外、怪盗の人達なのか
    それとも普通の登場人物なのか、分かりませんでした。

    結論としては、どちらも呼んでいる人の方が楽しめるかな? と。
    内容としては、某金持ち兄妹の犯罪を
    『犯罪』として確定させる事。
    その過程は面白かったですし、少年少女模様も面白かったです。
    ただ…やはりというべきかどうか、なのですが
    こういう大人は知り合いたくもないですし
    こういう大人にもなりたくないです。

  • また、あの二人が対決する!!題名だけでも面白そうだったけど、やはり面白かった。それにジョーカーとRDに怒られるクイーン、面白かった。

  • はやみね先生の二大シリーズ、夢水探偵と怪盗クイーンが競演するお話です。
    『いつも心に好奇心!』の『怪盗クリーンからの予告状』で、クイーンが世に産み出された時から二人はライバル。
    『オリエント急行』の名をタイトルの冠すだけのことはある名対決でした。
    児童書ならではの大胆な展開ですが、歯ごたえのあるトリック、そして誰がクイーンかを考えるのも、もう一つの楽しい謎です。面白かった!
    家族の絆や運命の出会いもアクセントで良いです。

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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