<性>のミステリ- (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061493490

作品紹介・あらすじ

女でありたい男、男でありたい女。男が好きな男、女が好きな女。あなたの内側にも広がる「性の迷宮」とは?推理じたてで常識的二元論をくつがえす異色作。

感想・レビュー・書評

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  • セリフみたいなとこは全部飛ばしてしまった

  • 登場人物の性別を考えながら読み進めました。しかし、ジェンダーはめに見えないものもあるので、特定できた人は少なかったです。また、自分が様々な固定観念に囚われていたことにも気付かされます。性(ジェンダーとセクシュアリティ)を通して自分を見つめ直すのにもオススメです。

  • せっかく女子大にいるのだから在学中にジェンダーを学ぶ努力を。平易で読みやすい文章、形而上形而下双方からの解釈ナド、初学者にも手に取り易い内容。

    「性」を、性自認・ジェンダー・性的指向性の三点から捉えるというのは発見。
    例えば女性同性愛者が皆、「心は男」だと感じているとは限らない、等。
    生物学的性別とジェンダーが一致するとは限らないように、ジェンダーと性的指向性が一致することも自明ではない。

    いずれにしても、少数派・逸脱の立場を〟多様性〝と肯定的に受け止めるには、ある程度「学術的」裏付けが必要なのだ。本人が自分に言い聞かせる限りは、言い訳の枠を出ることはできないのだし。

    ただ、ある程度「同性愛」に偏見を持つ読者を想定して書かれているので、掘り下げたいのはそこではないのに、という思いも。

  • ゼミでジェンダー論を専攻するので導入の導入のために読んだ。普通に面白かったけど、めちゃくちゃ新しい発見があったわけではない。私はもともと同性愛とかに偏見が少ない方なので、筆者の「一般人はこういう偏見をもってるよね!」っていう姿勢に同意しかねた。
    ジェンダー論を学ぶなら読んで損はないはず。

  • [ 内容 ]
    女でありたい男、男でありたい女。
    男が好きな男、女が好きな女。
    あなたの内側にも広がる「性の迷宮」とは?
    推理じたてで常識的二元論をくつがえす異色作。

    [ 目次 ]
    プロローグ 「本物の女」と「本物でない男女」たち?
    第1章 ジェンダ-「男」と「女」の作られ方
    第2章 セクシュアリティ-欲情の傾向と対策
    第3章 セックスと性自認-「本物の女」「本物の男」とは?

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 授業の課題図書だったんだがこれはおもしろかった!

  • 個人的に、「性別」についての考え方を整理してくれた一冊。そんな堅苦しいこと抜きにしても興味深い内容です。

  • やおい・腐女子とは直接関係無いけど、すべての人に一回は読んで欲しい本。性別って何なんだろう? わたしは本当に女(男)なのかな?

  • かなり前に読んだものだから、実はそんなに内容を覚えていない。
    悪くなかったとは思うけれど。

    それでも、私にとっては特別な一冊。
    なぜならアセクシャルについて最初に(かどうか知らないけれど相当初期に)書いてくれた本だから。
    たった1、2行。それだけが見たくて読んだ。
    Aセクな自分を肯定するための第一歩だった。

    というわけで贔屓目の★4

  • 読了:
    収納:棚M1

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著者プロフィール

1963年生。作家、ゲイバーのママ。慶応義塾大学法学部政治学科卒。1991 年に『プライベート・ゲイ・ライフ』にてゲイであることをカミングアウトし、90 年代のゲイ・ムーブメントに大きな影響を与える。2003年に『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞して小説家としてもデビュー。2013年、新宿二丁目にゲイ・ミックス・バー「A DayIn The Life」を開店。2017年、ウェブマガジン「アデイonline」を開始。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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