本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061497078
感想・レビュー・書評
-
旧日本陸軍の参謀組織とその人材育成の視点からの簡単な通史。いたずらに悪者探しではなく読みやすい。政軍に通じた人材を育てられなかったのが致命だったと言うことか。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
組織の不備。
-
陸軍大学校の話を十分にからめきれていないと思いましたが、
参謀本部の成り立ちの裏に夥しいほどの欲望が渦巻いていたことが感じ取れました。
どんな組織・機構も政治力学から逃れることは出来ない。
政治に長ける人が得をする。
どこもかしこも、
ずっとそういうものなのだということを、
悲しいかな確信しました。
-
戦争遂行において中心となった陸軍参謀本部と、その人材教育を担った陸軍大学校について書かれている。
いかに戦前日本の軍事システムは未熟であり、太平洋戦争が無謀な戦争であったのかが分かる。ここで指摘されている組織の欠陥、教育の欠陥は現代日本でも指摘されており、勉強になる一方で、全く変わっていない現状に苦笑せざるを得なかった。