他人を見下す若者たち (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1979
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498273

作品紹介・あらすじ

「自分以外はバカ」の時代!
●自分に甘く、他人に厳しい
●すぐにいらつき、キレる
●「悪い」と思っても謝らない
●泣けるドラマや小説は大好き
●無気力、鬱になりやすい
若者の感情とやる気が変化している!

現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴らだ、とるに足らぬ奴らだという感覚を、いつのまにか自分の身に染み込ませているように思われる。……このように若者を中心として、現代人の多くが他者を否定したり軽視することで、無意識的に自分の価値や能力を保持したり、高めようとしている――<本文より>

感想・レビュー・書評

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  • 2024.1.25

  • 2006年の本。
    今時の若者についてや、他人を見下す・軽視する人が増えたとかについて、社会状況の変化や心理学の観点から、自尊感情と仮想的有能感をキーワードに迫ろうという内容、だと思う。
    ちなみに、その「今時の若者」は今30代40代になるのかな?

    あとがきで筆者も言う通り、仮定・一種の筆者の思い込みとして読む分にはいいと思う。人を見下す心理については参考になった。
    ただ、若者に対して否定的・独断的に書いてる感じを受けてしまい、気持ちのいい文章ではなかった。

  • 統計の数字と論点がズレているような感じがして、後半が頭に入らなかった。


  • 社会学などでもよく扱われるテーマですが、若者に焦点を当てた本書は客観的な分析がなされて、若者の問題点を引き出しています。

  • 仮想的有能感

  • 最近の若者は…昔は…など、少々お年を召した方の口癖を小難しく語っている。

    そして最終的に表題から離れていく。

    何ともいえない。

  • 2022.7.15〜8.2

  • 著者が述べたいことは分かる。しかし、根拠が不明確。
    若者以外にもこのような人はたくさんいる。社会基盤の不安定さが影響していると考えるが、著者は個人の責任に強く帰しすぎている。

  • メルカリ売却

  • 仮想的有能感を持つ若者への偏った視点がすごいけどそれを批判することで自身も仮想的有能感に浸っているかもしれないと思いながら読んでたのは皮肉。

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著者プロフィール

中部大学特任教授

「2019年 『内発的動機づけと自律的動機づけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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