- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061498440
作品紹介・あらすじ
なぜ上司と部下は話が通じないのか。キレる若者、息苦しい教室、無意味な会議、くだらない標語、リストラと自殺、女性の雇用と少子化問題、女子アナ人気、小泉劇場…、「なんか変だ」。「空気」がすべてを決めていく。
感想・レビュー・書評
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高い技術があるのにうまく使いこなせない、という説明がしっくりきた。言葉が空気を作ってる。たしかに、英語で話すと人格変わる気がするよね、表現の違いもあるけど。
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大学時代にはまった山本七平の「空気の研究」を日本語という切り口から説明しています。2者間の「関係の空気」と3名以上の「場の空気」に分けて,日本語の特性という視点で書かれています。
日本語の特殊性である高コンテキストという概念がありますが,これを異なる表現で解説している感じです。
個人的には面白く読むことができました。 -
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言葉の観点から空気を読み解くという着眼点が面白かった。
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40年くらい前から、あまり議論が進化していない。
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空気が読める・読めないという状況があるという主張と考察。
「だからどうすればいいのか」というところまでは触れていない。
途中で飽きてしまったので、売却。 -
参考になりました
相手をおもんばかる日本人の特性が余計に空気を感じてしまう様な気がしました。
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日本語を対象としたコミュニケーション論といってよいと思うが、そこにおける「です、ます」体の効用という着眼点は面白い。
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冷泉氏はJMMで名前は聞いたことがあったのだが著書を読んだのはこれが初めて。
内容としてはあまり迫ってくるものは無かった。
今では「空気」という日本がごく自然にその場の雰囲気などと同一に扱われている。むしろ雰囲気という言葉が見かけられなくなってきている感じもする。
空気と同様に目に見えないながらも、人間存在にとって強い影響があるもの、というイメージがぴったりとフィットしているが故に、よく使われているのだろう。
その空気というものの現象、日本社会の中における影響
などが考察されている。