読書状況 読み終わった [2023年7月8日]
読書状況 読み終わった [2023年7月7日]

教育学部の友人と話していて、教育は社会に必要とされる人材を育成する役割なんだとおもったときに妙な感じだったな。自分の信じてたことはなんか違ったのかも、時代が違えば正しくはないかも、そのことを今の子どもにも強いて教育するのかも、と思って気持ち悪かった。自分たちが学校て"いい子"とされてた分。極端な話だけど。

①社会の歯車として生きること
②恋愛して結婚して子どもを産むこと

この物語を語る上で姉、ゆう、主人公、夫の現代の言葉でいえば、四者四様の"社会不適合者"なりの対比が欠かせない。そしてそこに、昔と現代の男女の役割(よしとされるもの)が反映されている。昔は①は男性、②は女性に主に求められていたが、今は男女どちらも求められるようになった。面白かったし、読書も誰かに重なる部分があるのではないか。わたしは姉と主人公のミックスのような感じで、私も彼らの地球星人の枠組みの中で生きてるのだと痛感した。

姉は①ではなく②を選んだ。②の、幼少期はモテなくて女としてみられない惨めさ、妹への嫉妬。大人になって性奔放になったのは、②が満たされることに飢えてたからだろう。性加害者に巻き込まれない自分の嫉妬?から、性被害を訴える女の人を叩く構造。こんなんネットであるよな。そして喪女だった私は姉の叫びに共鳴する部分がある。

主人公は②のトラウマから①として生き延びようとする。幼い頃勉強する姿勢は昔の自分をみてるみたいだった。その原動力は違えど。

 
主人公も夫も、誰かに認められたい、馴染みたい、って気持ちは現代の人間らしくて、全然地球の人じゃん、と思った。生物の本能のみに従うのはわかるが、社会構造から生まれる欲求に従うのは地球星人では? その違和感がずっとあった。


ただ生きづらい世の中だよな。できそこないの地球星人が多く、自分は宇宙人だからしょうがないのだと慰めないとやってられない。
現代人にとって、地球星人は、これだけ狂ってもしょうがない世の中であるという救いであり、普通や常識に対する素朴な問題提起である。

2023年7月5日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2023年7月5日]

それぞれがそれぞれの世界で、幸せで生きていく

2023年4月30日

読書状況 読み終わった [2023年4月30日]

川上弘美のよみごこちが好き へんなのに淡々としてるの 達観してて救われる

2023年4月30日

読書状況 読み終わった [2023年4月30日]

この話全部好き!

2023年4月30日

読書状況 読み終わった [2023年4月30日]

働く私が本当の自分になってしまう、みんな会社にいるときの自分、になってるからバーチャル世界みたいというの最近感じていたことだった。 
面談で、働く人の顔になってきて安心した、と言われた。
会社の自分を100パー受け入れて、普段の自分と溶け込もうとするけど、やりきれないよね。私はなるたけ普段の自分も捨てずに、でも会社でも認められるように、うまく、働きたいよー

2023年2月17日

読書状況 読み終わった [2023年2月17日]
読書状況 読み終わった [2023年1月1日]

ちょ〜いい

2022年12月18日

読書状況 読み終わった [2022年12月18日]

読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]
読書状況 読み終わった [2022年8月19日]


 私って心のどこかで女の人しかいない世界になれば良いと思ってるのかもしれない、と思った。「大きな鳥にさらわれないよう」で描かれたみたいな川上弘美ユートピア観と私のユートピア観?が、ぼんやり重なっているのかも。
 川上弘美の描く女の人たちって、文章って、俯瞰的で落ち着いてる。恋をしても傾倒しても。
 修三ちゃんとあんこに会えて嬉しかった。順番的には、こちらが先だったけど。


胸が痛んだ。果物絞り器でぎゅっとしぼられているように、あたしの胸は、痛んだ。
よしもとばななの、「ソフトクリームをぐりぐりなすりつけてやりたいくらいに好きなんだ」って節と並べるくらいに好き

2022年5月10日

読書状況 読み終わった [2022年5月10日]

 休日のちょっとした遠出の電車と喫茶店とで読みきった。
 川上さんの文章、気持ちがすかすかして好き。別れる話がなんとなく多い気がしてつっかかったけれど、別れなかったとしても別れたとしても、川上さんの描く人たちはみんな清々してて好き。あと、ちょっと不思議でほんわかしてて、切ないのに、傷を知らないふりして、涼しい顔するのも好き。川上弘美の読後感が好きなのかもしれない。
 少し不憫なこととか、ありえないことが起きても、まあしょうがないよねって受け止める。恋をしてじたばたして、恋にならなくてざわざわしても、そのあとはさっぱりしてる。どの短編のみんなもきっと、この先をずーっと進んでいけばどこかでハッピーエンドが待ってるんだろうなって思える。 
 修三ちゃんに叱られたいし、染谷さんと河原で石拾いしたいし、山口さんが口笛を吹いて部屋に遊びにきてほしい。

 川上弘美、さすがにそろそろ飽きてきたかな?と思ったけど、全然良くて、ぐんぐん読んじゃった。

2022年5月8日

読書状況 読み終わった [2022年5月8日]

お母さん用に買ったけど、自分で欲しくなった!これが実家にある。また帰る理由が増えちゃうな。

2022年5月7日

読書状況 読み終わった [2022年5月7日]

ぼちぼちおすすめされてきてたけど、積読し続けてた。わたしが読んで面白いかなんてわからないじゃんと思ってた。
我見からスタートして結局通念に着地する若林と、この本を避け続けてやっぱりめちゃくちゃ面白いじゃんって感想に落ち着く私が重なってウケた。
 尖ってて閉じこまってて卑屈で惨めだけど、そんなときにしか書けない鋭利な文章ってある。殺傷能力高いやつ。「みんなの言う通りではあったが、みんなの言う通りの世界は面白くもなんともない。」もう今の若林には書けない文章がたくさんあるんだろうな。
 ひとつずつ、手にとって触ってみて、実感をもって超えていく過程が、今の若林と腑に落ちて、気持ちが良かった。
 存在の話がよかった、二つ意味がある。仕事がうまくいかなくたって勉強できなくたって、わたしは存在して良いんだ。迷ったら読み直したいキラーパンチが多かった。
 私は今ちょうど社会人になりたてたばかり。右も左もわからない。目の前の仕事をしていても、わからないことにすぐにぶつかって、どちらかというと、0以下の感情を抱くことが多い。でもそれはゲームの操作をまだ知らないだけだから。とりあえずもう少しあと2年はやってみようと思った

2022年5月7日

読書状況 読み終わった [2022年5月7日]
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