平家物語(十一) (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061583610

感想・レビュー・書評

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  • 壇ノ浦の合戦、那須与一、先帝入水、クライマックス目白押しです。熱くて泣ける。
    義経が頼朝に疑われる段は不条理。

  • 逆櫓/勝浦付大坂越/嗣信最期/那須与一/弓流/志度合戦/鶏合壇浦合戦/遠矢/先帝身投/能登殿最期/内侍所都入/剣/一門大路渡/鏡/文之沙汰/副将被斬/大臣殿被斬/重衡被斬

  • 源平最終決戦たる壇の浦の戦いを軸に、幼き安徳帝の身投げ、平家首脳陣の十人十色でありながらどれも壮絶な最期、平家滅亡の立役者でありながら後に頼朝に追われることとなる義経の悲劇の伏線など、劇的かつ哀切あふれる場面が目白押しの巻。

    ところどころで老獪・冷徹な様をにじみ出ながらもまだ全体像を明かさず鎌倉に留まる頼朝の不気味さと、戦上手だけどもそれ以外は単純でお人好しな義経の兄弟対比、そんな義経を讒言する梶原景時、一時は最高の栄華を誇りながらも老母と幼き我が子の死のみならず一族の滅びを目の当たりにしながら運悪く生き残ってしまった建礼門院・徳子のまだ描かれていない様子など、最終巻が俄然楽しみになる要素も満載です。

  • 争いはおわらない。

  • 2006.06.14
    那須与一の『扇の的』のくだりの文章に惹かれ、前後の文も読んでみたくなって購入。さすがもともとが琵琶法師の語り物なだけあって黙読するより、声に出して読むと、その素晴らしさがよく分かります。

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著者プロフィール

1927-2015。国文学者。法政大学大学院日本文学専攻(修士)卒業。法政大学名誉教授。著書に『軍記物語の世界』(名著刊行会)、共著に『平家物語』、『戦記文学:保元物語・平治物語・太平記』、編著に『平家物語と歴史』(共に有精堂出版)などがある。

「2017年 『新版 平家物語(四) 全訳注』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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