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- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061590335
感想・レビュー・書評
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鳥葬という題名に惹かれて。
面白かったです。
専門的な事は余り書かれてなくて、本当に冒険記という感じ。
遅読の私でも比較的早く読めました。
しかし現地の言葉が多くて、何の話か見失ってしまうことも。。
鳥葬という儀式についてはネットでも話題になるけど、それにどのような意味があるかまではなかなか分からない。
遺体を刃物でバラバラに切り裂き、ハゲワシに投げ与える行為。その実態を知ったとき、生理的に拒絶反応が起きた。私は死んだ後の肉体になんて未練はないと思っていたのに。自分や家族が死んだ後そんな目に会うなんて、耐えられないと思った。屍への執着が捨てられないなんて、自分はいかにも強欲な人間だったのだ。
この本を読んでいくうちに、自分も同じ場所に立ってみたいと思った。
チベットの人は家の中では死なない。亡くなる直前、外に運び出されるそうだ。大地の中で死ぬことを選ぶ彼ら。
同じ場所にいたら、自分もいろいろな物への執着を捨てて旅立てるかもしれない。と思った。
骨の笛を吹くとハゲワシが飛んでくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示