原罪の庭: 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス シI- 5)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819610

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第一部終了。前作から気になっていた蒼の過去がようやく解かれる一冊(=^ェ^=)犯人探しはそこまで難易度高くない。WHY DONE IT、動機探しに重点を置いていて丁寧に描かれている。涙なしには語れないファンなら必見。ミステリーとしても面白かった。シリーズとして安定した傑作。

  • 大好きなシリーズ。
    建築探偵シリーズを読むなら、これから読んで欲しいです。

  • ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。その血塗られた密室に置かれたチェストで、天使のようにまどろむ七歳の少年。ただ一人生き残った彼は、しかし言葉を失っていた。闇に閉ざされた魂を救うため、最大の謎「薬師寺家事件」に挑む桜井京介。建築探偵シリーズ第一部の掉尾を飾る傑作。

  • 私の中でシリーズ最高傑作だと思っています。
    こんなに優しい犯罪者と探偵を私は知りません。
    人が起こす犯罪とは、人ゆえに犯してします罪とは、
    建物は無機質でもすべての感情を見つめ、静かに語る。
    これを読まずして、このシリーズは成り立たないと思います。

    とにかく読んでくださいの一言、絶対に後悔はさせません!

  • 2004年4月22日読了。
    蒼の過去のお話。
    君の本当の名前を教えて。

  • ミステリーのトリックという点ではいまいちだけれど、シリーズ内では群を抜いて話が壮絶。トリックがないからこそ蒼の無垢さが胸に来る。これ読んで蒼が人気の理由がよくわかった、というか蒼贔屓になるよこれは……。中盤で京介の名付け方におまえ本当にその名前でいいのか…と戸惑ったが、最後は蒼が蒼でよかったと思った。

  • 建築探偵シリーズの中で、今のところ一番好きな話。
    蒼ちゃんが好き、というよりも、蒼ちゃんのために動く京介@原点、がツボなんだろう。かおる母さんが嫌いだからか、賢すぎる子供というのは、周りの大人が同じくらい賢くないと幸せになれないんだなあと思った。しかし、そうすると京介は一生幸せになれないマジックな気もする。

  • このシリーズで一番すきですね。

  • 母親の罪をかぶって沈黙を守り続けた10歳の少年は、なぜか京介が「アオ」と呼びかけたとき反応した。
    罪を暴くこと=母の罪が暴かれること。
    少年はそれを拒みかたくなに沈黙を守るが…

    シリーズ中いちばん好きな作品です。

  • 建築探偵シリーズ五作目。京介と蒼の出あった過去。とても悲しい蒼の事件。この時点で、このシリーズから離れられなくなりました。

著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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