- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823167
感想・レビュー・書評
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『ペルシャ猫の謎』に続いて本書を読む。いったんペルシャに星5つを贈ったが、1つ減点し、スイスの方を星5つとした。
「あるYの悲劇」のダイイング・メッセージは最後の最後の手前で解った。学生アリスは当然として、作家アリスの方にも青春小説のような側面がある。「Y」、なかんずく表題作にその青さを色濃く感じた。
表題作だけ初出誌で読んでいる。ロジックの緻密な美しさは憶えていたが他は忘れているので、初読のように楽しく読めた。火村に追い詰められた真犯人が腕時計を外すのは、チェスでいうとキングの駒を倒して負けを表明したようなものだろう。
エラリー・クイーン学院があるとしたら、有栖川有栖は卒業生総代で答辞を読んでもよいのではないか。 -
スイス時計の謎、このロジック秀逸!
ロジック頼りで実際いいのか?と思わないでもないけど
そこに容疑者達の性質を考えたら
この謎解きしかないよね!と納得。
他の作品もとても良かったし
有栖川作品の中でもかなり高評価^^ -
アリス好きとしてはやはり外せない作品。
これで「みじめな思い出の引き出し」じゃなくなったんだといいなと思います。
謎解きの論理の緻密さが本当にすごい。 -
作家アリス。
国名シリーズ第7弾。 -
作家アリス。国名シリーズ第七作。四作からなる短編集。とにかく表題作がいい。初め読んだときは、え、本当にそうなるの?と頭をひねったけど、何度も読むと、反論の余地を許さない。完璧なロジック。
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「ダリの繭」のあのエピソードの着地点がありました。良かった。
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国名シリーズ第七弾!私はどうやら密室にそそられるようです。この本にもちゃーんと密室が出てきます。また、ダイニングメッセージの謎解きも楽しい!そんなウキウキする1冊ですvvv
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最後の表題作のロジックが上手すぎてまだ理解できません(汗。完全納得したら頭良くなった気がするかも(笑。