- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823594
感想・レビュー・書評
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人間シリーズ一冊目。戯言シリーズとつながってはいるけど、ここから始めても大丈夫。
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2010.5.10 読了
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何の変哲もない普通の女子高生が突然、殺人鬼として覚醒する。殺人鬼といっても、快楽殺人者ではなく、動機無き殺人鬼。さらに言えば、殺すという意志も伴わず、息を吸うように人を殺してしまう。人と関わる事が即、殺人に直結するという、、これはもう殺人鬼というより、死神ですね。
これは、その少女がイカレタ暗殺者や殺人鬼達のいざこざに巻き込まれながら、殺人鬼として成長していくというハチャメチャなストーリー。
その過程で、ハサミ使い、長刀使い、刀使いなどがバトルを繰り広げます。
まあ、何つうか、漫画の様な小説ですな。
完全に、戯言シリーズのファン向けの小説。
ちなみに、戯言シリーズを全部読んでいなくても、ネタバレなどは無いので安心。 -
「あいつ」はどうしようもなく救えないほど「優しかった」。
その「優しさ」ゆえに、自身の「弱さ」を許せなかった。だから孤独にならざるをえない。「優しさ」なんて、むしろ生物としてはどうしようもなく「欠陥」。
俺は「優しくない」という、自身の「強さ」がどうしても許せない。優しくないってにはつまり、優しくされなくってもいいってこと。独立して生きるものは生物の定義から外れざるを得ない、落とされざるをえない、生物として「失格」。
対極でありながらも、出てくる結果は同じ。全く同じ、同一。 -
2010年4月2日完読。
面白いお話でした、とかそういう事の前に
付録でついてたCD‐ROMの形状に度肝抜かれた。
何だこの形、本当にパソコンの中に入れていいのかと小一時間悩む。 -
それでは、零崎を始めよう。
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双識はふらふらとして一貫性の無い言動、
本編以上に語り手に掴みどころが無い!
かといってマッドな殺人鬼というわけでないし
家族(一賊)を守る事には命を掛ける位だし
読みながら始終振り回されていた感じ。
トリッキーな言動と裏腹、物語の筋はシンプルでした。
ネット連載されていたせいか各話が短く、
うまくまとまり切っていない感じもしたれど。
そして、本編以上に登場人物に対して容赦ない。
メインどころだろうが、ヒロイン格だろうが関係なく
血は撒き散らすし切断するし。
キャラクター小説(ラノベ?)の様相を呈していながら
この作者の思い切りは圧巻。
最後にですが、双識兄さん、嫌いじゃないです。
むしろ読み終わる頃には好きに成ってました。
訳分からないし、変態と罵られるけど家族愛だな。 -
戯言シリーズのスピンオフ作品。
零崎一族の長兄にして切り込み隊長、"二十人目の地獄"にして奇怪な大鋏"自殺志願(マインドレンデル)"の使い手である双識と伊織の話がメイン。
西尾作品にハマるきっかけになりました。すごく読んでて面白いです。 -
零崎シリーズ。「零崎曲識の人間人間」まで読了。曲識の話が一番好き。恋。
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戯言シリーズのスピンオフ?
零崎シリーズの第1弾!
自殺志願、マインドレンデルの零崎一賊長兄、双識と後の零崎舞織こと、無桐伊織の出会い。そして人識と出夢のファーストコンタクト。とにかく戯言を読んだ人は読むべし!