雪下に咲いた日輪と (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824225

感想・レビュー・書評

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  • 高遠がね、父によばれていった館。終の棲家にしたいって。高遠一族、総ぞろい。館は絵描きの女性が住んでいたところ。もちろん、よくわからない場所と設計。
    妹は義理の妹。新しい母と一緒に来た。息子たちは受け入れられない。
    リベザルとりのすけ。もちろん秋も登場。
    斬殺される一族。あれー、ついにぱぱまで死す????
    犯人は明らかにされるのだが・・・ぱぱは秋に言われて死んだふりだったし・・・
    高遠の母登場。別れたのはお雑煮がきっかけ。ふーん、ぱぱは醤油味がいいんだぁ・・・
    交番巡査の北西????エピローグわからんw
    秋の手のひらの事件なのかなぁ・・・

  • 前に読んだ同シリーズよりは面白かった。
    けど、なんていうか……読んでいてめんどくさい感じがひしひし
    解けないナゾはそのまま、当人たちだけ納得する会話が多いってのは、相変わらず

  • タイトルに色が入っていない作品。事件の真相が妖に持っていかれてなくて、最後までミステリーな感じ。片倉さんも絵を描いていたって言ってたところで、犯人かな~と予測はついていたものの次郎さんも生きていたしそれはそれで。あと一作でシリーズの区切り、ということでエピローグで話がまたガタガタッと動いたり。次を読むのが少し怖い。怖いと言えば、今回の話は読んでて怖かった。。ところで、最近ザギが出てくる割合がめっきり減ってしまってて悲しい。
    2013/02/10

  • 山奥の僻地の洋館で起こる殺人事件。
    高遠一族とその友人、巻き込まれる秋とリベザル。
    本館と吊り橋で結ばれた離れ、嵐で行き来できなくなる不運。
    そのどちら側でも起きる殺人。

    リベザルはいつも可愛いなぁ。

  • シリーズ12作目。 高遠の家族が出ます。 リベザルと柚之助の正体を知っても変わらない砂波ほホントいい子。 次に繋がるラストです。

  • 12作目

  • 結局、真実は人の数だけ。

  • 洋館もの。

    ネタバレになるからあんまり言いたくないけど、とりあえず「違うんかいっ!」とだけ言わせてもらいたい…。

    秋と風冬の話はどっかに出てくるのか…な…?

    高遠母sが仲良くて良かった。

  • ファンタジー・ミステリシリーズ第12作

    読了日:2006.06.16
    分 類:長編
    ページ:302P
    値 段:900円
    発行日:2005年3月発行
    出版社:講談社ノベルス
    評 定:★★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公:深山木 秋他
    語り口:3人称
    ジャンル:オカルトファンタジー
    対 象:ヤングアダルト寄り
    雰囲気:ミステリ
    結 末:一件落着
    ブックデザイン:熊谷 博人
    カバーイラスト:斉藤 昭 (Veia)
    ----------------------------

    ---【100字紹介】--------------
    父が購入を決めた洋館には、
    悲鳴をあげながら橋のない海面を歩く妖怪がいる。
    少女から調査依頼をうけた薬屋探偵達は、
    かつて館主が自殺したこの館で、
    奇妙な殺人事件に巻き込まれる!
    ファンタジーシリーズ第12作。
    ---------------------------------

    高里椎奈の「薬屋探偵」シリーズの第12作です。

    今回は、久々の!ばりばりミステリ系ですよ。しかももう、豪華に(?)人がばたばたと…。途中で読むのをやめられずに、思わず読み通してしまうくらい、「次はどうなるの、どきどき☆」な気分を久々に味わいました。まあ、それほど重々しいわけでもないですし、本格らしく理詰めというほどでもないのですが、先へ先へ!と読ませてしまう何かがありました。

    基本的に高里椎奈は、「キャラもの」書きさんだと思うのですが、この手の小説で、これだけ読ませれば、素晴らしいと思いますね。途中の展開の意外性も十分でした。本気で心配しちゃいましたよ。何がとは申し上げませんけど。それはありえない、でも高里椎奈なら何をやってもおかしくない、そう思わせられちゃったのが敗因ですね。トリック(?)などは、ちょっと甘めで、いかにも小説かなあ、という気がしなくもないですが、描きたいのはそこじゃないのだろうなと。

    本作も、高里椎奈らしい心情描写の物語あり。前作に引き続き、親子愛という感じでしょうか。

    叙述トリック的な部分に関してはあまり意外性はなし。ですが、これも「そこが描きたいんじゃない」というところかも。ここでしっかり書き込んだことにより、ひとつの「狂気」を浮かび上がらせることに成功している、とも思えるので。特に、破滅へと向かう日記などは、この「狂気」の表現としてかなり魅力的だったと思います。こういうのが描けるところが高里椎奈か…。

    久々にミステリ読んだなー、という気持ちに浸れた1冊。


    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★
    展開・結末 :★★★+
    キャラクタ :★★★+
    独 自 性 :★★★
    読 後 感 :★★★
    ---------------------------------

    菜の花の一押しキャラ…深山木 秋

    「君には恩がある。利用すればいい」
    「そんな不審物、貸した覚えはありません」
              (高遠 三次&深山木 秋)

  • 頭のキャパシティが狭いので既に雰囲気だけ楽しんでいるようなことになっています!
    高遠家のいろいろ。一番上のお兄さんがすてきだ。
    リベザルが成長してるなぁ、育ってるなぁ、と思いました。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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