聖女の塔 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824966

感想・レビュー・書評

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  • 久々に蒼と京介の絆が見れた。
    今まで翳にお株を奪われていた京介だったので安心した。
    宗教がテーマの今作。
    追い詰められて行く感じが怖いって思った。
    そして前の作品で出たキャラも登場したし、その人がボスキャラなのかなぁと思った。
    人の気持ちの弱い所に触れた作品。

  • 話がちょっとわかりにくかったですが、最終巻にむけての展開が思わせぶりで目が離せないです。過去巻登場人物もちょこちょこ出てくるようになってまして、ちょっと前のを一生懸命思い出したりとか。今一刻もはやく次のを読みたくなってます。

  • ■京介を狙う悪意の黒い罠!

    長崎県の孤島波手島。明治の教会が残る無人の島で、女たちが火に焼かれて死んだ。宗教的理由による集団自殺か、はたまた。事件性を疑う私立探偵に乞われ、桜井京介は現地へ向かう。その頃蒼はカルト教団に入信したまま戻らぬ友人を救出しようとしていた。ふたりに迫る悪意の罠。狂気の炎が再び空を焦がすとき、京介は蒼を救えるのか。

  • この建築探偵シリーズに
    宿敵のライバル(?)がいるのだが
    その狂言回し
    松浦・・・こんな設定って必要なのか

    松岡圭祐先生の小説のノリですね~

  • 長崎県の孤島波手島。明治の教会が残る無人の島で、女たちが火に焼かれて死んだ。宗教的理由による集団自殺か、はたまた。事件性を疑う私立探偵に乞われ、桜井京介は現地へ向かう。その頃蒼はカルト教団に入信したまま戻らぬ友人を救出しようとしていた。ふたりに迫る悪意の罠。狂気の炎が再び空を焦がすとき、京介は蒼を救えるのか

  • 今回は長崎の隠れキリシタンのお話。

    それがカルト教団と絡み合って……。というお話。

    あまり建築関係ない。

    久々の蒼君サイドもあるけれども、彼はバーンアウト状態。

    美春サイドの語りはあまり好きではないけれど彼が登場しないとやっぱり空気が重い。

    京介ってこんな普通だったっけ?という疑問もあり。

    ついでに、中ボス、ラスボスも再登場。
    すっかり忘れていたけど思い出しました。

    ついでにいうとBLエンド。
    蒼君を手元に置いておきたい人がごろごろ。

  • なんかもう、この雰囲気が合わないんだろうなぁ私には。なんの陰謀だろうってちょっと期待したんだけれども。

  • 長崎県の孤島波手島。明治の教会が残る無人の島で、女たちが火に焼かれて死んだ。宗教的理由による集団自殺か、はたまた。事件性を疑う私立探偵に乞われ、桜井京介は現地へ向かう。その頃蒼はカルト教団に入信したまま戻らぬ友人を救出しようとしていた。ふたりに迫る悪意の罠。狂気の炎が再び空を焦がすとき、京介は蒼を救えるのか。

  • 建築探偵桜井京介シリーズ12弾。
    シリーズの中の作品と考えるとそれなり、だけれど、単独のミステリとするならば…私の好みからは微妙、かな。蒼君著しい限り。

  •  建築探偵12作目。
     なんでも、このシリーズ15作で終わるので、このあと過去とか謎とか解き明かしてくれるらしい。も、文庫オチまつかぁって思ってたけど、あと3作ぐらいならお付き合いしませう。篠田さん、応援してますww

     長崎の孤島で起こった集団自殺を追う桜井京介と、友人を新興宗教からの脱出させようとする蒼。
     今回は、深春も神谷教授も出てきません…しょぼん

     犯人(?)が荒っぽいことをするので、今回は推理がどうのとか、建築がどうのっていうのはあんまりないです。まぁ、なくてもいいんだけどさww
     ともあれ、最近の作品は散漫な感じがしてて(京介の過去が、過去が、とひっぱるからさぁ)???なところもあったけど、今回はすっきり筋が通ってました。
     一応、建築探偵におけるモリアティー教授ってことで。
     …ホームズも、なんか散漫だよなぁって作品の後に、モリアティーがでてきて引き締まった感じになったので、推理小説のシリーズっていうのはそういう引力が働くものなのかもしれない。
     と、京介の顔がきれいきれいと、出てくるんだが、さすがに食傷気味ww つか、前髪でほとんど顔かくしてて、メガネかけてて、でも彫りが深いんじゃないし、目も切れ長、って、どこできれいんだよww 唇がきれいって、確かにきれいかもしれないけど、人間のきれいっていうのは全体のバランスとかそういうのとか、オーラとかだからなぁ。でもって、今までなるべく顔が出ないように行動してたのに、「きれいな人がいたから思わず写真とった」って一般市民を目撃者にさせるのは無茶がある気がするんだが。
     ま、こういうことも含めて、15作目ですっきりさせていただけるもんと信じておりますm(__)m

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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