乱鴉の島 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826151

感想・レビュー・書評

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  • 孤島ものミステリとして、スラスラととても楽しめた。個人的にはもっとファンタジー寄りに着地してもよろしかったのでは、他のかたも書いておられるが、犯行動機と犯人の必然性、魅力に乏しいのが残念。

  • 作家有栖シリーズの孤島もの…だったんだけど、孤島は初だったんだ。ちょっと意外でした。
    著者自身が書いてる通り、華々しい孤島ものではなかったです。
    謎解きも殺人事件より島に人が集まってる理由のほうが押されてる感じだし。
    でも普通に楽しめました。シリーズファン分のポイント+1で★4つ、かな。

  • 作家シリーズ長編。

    孤島ものと言うには(著者も言うように)華々しくは無いが、烏舞う謎多き烏島はどこか沢山の目から見張られているような、暗示されて居るような、どこか不思議な感覚がした。
    そんな雰囲気の島の中で子供達の存在が際立って癒しに感じます。
    アリスや火村センセと戯れてる場面では思わず口に笑みを零しながら和みました。

    この作がいまいち食指が動かなかったのは、多分土台にある物が好きでは無かったのが原因だとは思います。
    謎やトリックなどもインパクトは有るんだろうが、苦手な私にはやや単調に感じた。

  • 殺人が起きるまでが長かった。主人公とアリスさんのコンビが面白い。

  • 火村・アリスシリーズの初の孤島物。


    『俺は曲がったことが嫌いだ』

    火村先生カッコイイ☆

  • 読みやすい文章。謎解きが明解で、推理小説を滅多に読まない私の頭にもすっと入ってきた。ただ、犯人の動機が拍子抜けだったな。

  • 孤島モノ!ということで過度な期待をして読んだら、作者自身も述べているとおり華々しいものではなかった。題材は面白いんだけど。

  • 孤島で起こる連続殺人事件。
    招かれざる客の火村とアリス。

  • 有栖川有栖は私の好きな作家のひとりでもあるのですが。うーん、面白かったには面白かったのですが、犯人が被害者を殺す理由の伏線が少し弱いし、いきなりそんな結末?という感じで、ちょっと物足りなかったかも…。火村先生のクールさや絶海の孤島っていう設定は好きですけどね。

  • 作家アリスシリーズ初の孤島もの。
    孤島でなくてもよかったのではと思うが、舞台として孤島という密室にしなければ話が進行しなかったのだろうから仕方がない。孤島ものならではのスリル感を求めると肩透かし。
    殺人の謎解きよりも、何故そこに集ったのかという謎がメインなので、「孤島もの」とあまり考えないで読んだ方がよい。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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