完全版 地獄堂霊界通信(4) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826915

感想・レビュー・書評

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  • 今作の中で一番好きな話は、SSSの真夜中の猫。最初は人外(それこそ猫の化身とか)を想像したが、最後を見る限りもしかして…。人魚の話はなんだか神秘的。長い間閉じ込められて孤独と戦うのは相当辛い罰だったはず。閉じ込めたという導師とはもしかして…!?高速道路の話は、今まさにある話かもしれない。それこそ若者の暴走ではなく、どちらかというと問題になっているのはご老人の踏み間違いからの暴走事故だが…。車は「凶器」。まさにそれで、自分も乗るが気をつけたいなと改めて思った。今作も面白かった。

  • 登録し忘れていたことに気づいた次第(笑)

  • 図書館に置いてあるのを見つけて懐かしみながら読み終わった。小学生の時に熱心に読んでいたから朧げながら覚えているところがあり面白い。何より大人になったからわかることがあって背筋を正したり三人悪の子供だからこそのまっすぐな思いにうるうるしたりした。

  • 4巻!ながいですね~、悪ガキ3人組!
    自動車事故の話…実際にありうる話なので悲しすぎる…。
    最後のSSS(スペシャルショートショート)で、ほっこりできてよかった♪

  • 三人悪の周りで相次ぐ謎の交通事故!その背後には、呪いのスポーツカーと、悲しくも恐ろしい女の怨霊が…。“地獄堂”のおやじの力を借り、術師となったワルガキたちが相対する、次なる“不思議”は!?大人気シリーズ第四弾登場

  • 4冊目。
    交通事故のお話が特に印象に残っています。実際にあった事件に似ていたからでしょうか。しかし、相変わらず、てつしの子供らしからぬ言動が、今回はちょっとザワザワしました。言いたいことはわかるんですが、そうかなぁ?と思うことも。
    ただ、車を運転するという”覚悟”については納得です。

  • 地獄堂霊界通信2と4を読み終わりました。3巻は飛ばして・・(単に図書館になかったため)

    なかなかおもしろい。児童小説とはいえ、人間の悲しみや苦しみが題材になっているのが良い。
    小学生の悪がき3人組が主人公なのですが、人の悲しさや苦しみから救ってあげたいという動機で、霊的な事件を解決する。
    第二話の「高速の魔」は子供を亡くしたお母さんの恨みをといていく話。
    その背後にはもっと大きな悪者が潜んでいるようですが。

  • エリさんの描写が良い感じ。

  • 『満月の人魚』『高速の魔』『SSS雪の窓辺に』『SSS聖夜』『SSS真夜中の猫』を収録。
    『満月の人魚』は、牧原神官が大活躍。人魚の捉え方が大人っぽいでしょうか。個人的にはあまりピンとこない作品でした。
    『高速の魔』は、現実社会でもよくある事件を思い出させるものでした。事件の解明にあたる過程がちょっと面白かったかな。最近、車の暴走による痛ましい事故が続いたこともあり、現実の事故での被害者や遺族の気持ちを考えさせられました。
    事件解決の仕方が、三人悪らしくて良かったです。結構ハラハラドキドキな展開だったかな。で、裏にいたのがアレとは。
    SSSでは、『聖夜』が切ないです。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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