地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061834347

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  • 写真を始めたきっかけになった。何度も読んだ。

  • 泰造の母親が彼の日記・手紙などをまとめたもの。
    生がそのまま伝わる。

  • 生き方、行動すべてがかっこいい。

    これを機に、ベトナム戦争、ポルポト、カンボジアについていろいと読んでみようと思った。
    またどこかで写真展があれば、ぜひ行ってみたいです。

  • 「思い立ったら早くやってみることですね。若いうちに。トライがききます。失敗もききます。」

    「私の生き甲斐は写真です。いい写真を撮るためだったら命だって賭けます。」

    「求めています。だけど、まだ得る事は出来ません。叩いています。だけど、まだ開きません。」

    「途中、何回となくズッコケていますが、「失敗を失敗と思えない長所?」と、「たとえ失敗であってもそれが怖くない」という若者の特権みたいなものを僕も持っています。」

    「自分が行きたい所に行けて、やりたい事がやれたらどんなにか幸せでしょう。」

    「戦いを求めて7月、ベトナムへ行きます。」

    「地雷の位置もわからず、行き当たりドッカンで、最短距離を狙っています。」

    泰造の若さと信念に生きる「魂の記録」が強調されがちの本書ですが(そして上記のように熱く無鉄砲な泰造に感銘を受けもするのですが)、一方で重要なのは、「母からの手紙」、「母親の日記」にある、息子を心配に思う母親の視点です。そして僕はやはり改めて思うのです、「親より先に死ぬ以上の親不幸はない」と。

    本書から、自分はある部分では泰造を反面教師として、親不幸をしないこと、親を大切に想う心を学んだような気がするのでした。

  • 古書店で、見つけた。
    お目当ての本の隣にあって、なんとなく手に取った1冊。
    お目当ての本よりも、面白いかも。

  • あの時代にカンボジアに踏み込むなんて‥
    映画みたいな。

  • カンボジアの内戦を取材していて、クメール・ルージュ(ポル・ポト)に捕まって処刑された日本人戦場カメラマンの日記や手紙を元に構成された本。実際の日記や手紙そのままなので、文章はめちゃくちゃだし、話も飛び飛びになってしまい、けして読みやすくはなく、途中で飽きてしまう部分もある。けれど、彼の最期を知った上で読んでいるので、死期が近づいてくるにつれなんとも言えないせつない気持ちになってくる。とりわけ、彼本人は運命を知らず、いつも通りの手紙が最後の言葉になっているのが、逆にこちらに訴えかけてくるものがある。
    この本といい、橋田さんの本といい、戦場カメラマンというものは、死の覚悟と共にどこかしら能天気な種族の人達なんだなぁ、、、。

  • 人間らしい彼の姿が死。だからこそ読む価値がある。
    詳しくはブログにて。
    http://bookwormblog.seesaa.net/article/118575124.html

  • シェムリアップ近郊には仮お墓があるらしい

  • いやぁショックだった・・・

    カンボジア行く前に読んだんだけど

    つらかったなぁ

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