梅安乱れ雲 (講談社文庫 い 4-13 仕掛人・藤枝梅安)

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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061838642

作品紹介・あらすじ

梅安め、ゆるせぬわい-大坂暗黒街屈指の大立物、白子屋菊右衛門の密命が下った-「殺せ」。剣客・小杉十五郎にからむ白子屋と梅安の確執は、もはや抜きさしならぬものとなった。かねて覚悟の梅安は潔く立ち向う。彦次郎、十五郎等、心を許した仲間たちの動きは?拾て身の男の魅力が光る、傑作時代長編。

感想・レビュー・書評

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  • 一命換一命

  • 必殺シリーズの原点。主人公の梅安は、表の顔は鍼医者だが、一度依頼があれば社会が裁けぬ悪党を討つ闇の処刑人に変わる。
    作者が1990年に逝去したため未完の作品となっている。
    緒形拳や渡辺謙ら複数の俳優によって映像化されている

  • 前の長編に比べ、緊張感が持続し、飽きさせなかった。

  • 仕事が忙しくなると、なぜか仕掛人シリーズを読みたくなります。何十回となく読んでますが、その度に楽しめてしまうのが不思議。確実にお仕事(殺し)を成し遂げる梅安さん、頼りになるなあ。

  • 仕掛人シリーズ これもまたおもしろい

  • 池波正太郎のシリーズ物でもう一つはまった作品。
    テレビでやっている必殺仕事人の元になった作品やけど、実際の本の中身は情緒たっぷりな内容。
    何度読んだか知れませぬ。

  • 梅安め、ゆるせぬわい――大坂暗黒街屈指の大立物、白子屋菊右衛門の密命が下った――「殺せ」。剣客・小杉十五郎にからむ白子屋と梅安の確執は、もはや抜きさしならぬものとなった。かねて覚悟の梅安は潔く立ち向う。彦次郎、十五郎等、心を許した仲間たちの動きは?捨て身の男の魅力が光る、傑作時代長編。
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    【感想】
    http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50578925.html

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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