その人事に異議あり 女性広報主任のジレンマ (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061854895

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  • 男女のもつれの結末
    男の欲望と女性の欲望、どちらも企業内の職務上の立場から「禁」の世界を生み出し、最後には男の地位と名誉を守るために女性が引き下がる、実に現実味した企業内の男女関係の小説だ。
    一方、女性雇用・出世に対する大手日本企業の立場は以前旧態依然として役員の見栄と偏見があることをこの小説が解く。既婚者、バツイチなど女性の雇用に対する日本企業は未だ「未成熟」だと言わざるを得ない。先進アジア諸国をはじめ欧米諸国では「実力・才能・行動力・実績」などを重要視するが日本の人事は未だ「偏見」が多く、だから日本の企業に「時代遅れ」「才能の流出」などと言われても仕方がないと思う。

  • この頃、かなり高杉良にハマってた。

  • 昔読んだ。

  • 高杉良は文章も描写も良いと思う。絶妙なポジショニングを保持しているという点も良い。
    次はザ・外資を読みたい。

  • 「後継者を誰にするか?こんなに難しいものとは……」の後悔をよそに、人事への思惑は社内に拡がる。創業社長とタタキあげ副社長との確執が再燃し、さらには社長御曹司みずから世襲に異議を唱えだす。どうなるのか。アパレル大手企業を舞台に、女性広報主任の眼から鮮烈に描く。「女性広報主任」を改題。「後継者を誰にするか?こんなに難しいものとは…」の後悔をよそに、人事への思惑は社内に拡がる。創業社長とタタキあげ副社長との確執が再燃し、さらには社長御曹子みずから世襲に異議を唱えだす。どうなるのか。アパレル大手企業を舞台に、女性広報主任の眼から鮮烈に描く。

  • どきどきした。
    大企業って大変。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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