炎立つ 弐 燃える北天 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061857643

感想・レビュー・書評

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  • 東北で起こった前九年の役については学校の歴史でサラっと触れた程度だけれど、この本を読んで、朝廷のオジさんたちの自己承認欲求とお金(黄金)や地位に対する執着が平和に暮らしていた地方の人たちを苦しませてきたことによる1つの帰結なのだな…と思い、正史のみを語る歴史はつまらない、学校教育の歴史はやはり勝者の歴史なのだな…とつくづく思いました。

    ※谷崎潤一郎さんなみの長文で感想を書いてみました。
    ※物語としては、ちょっとバタバタしている感じだったかな~。

  • 綺麗すぎる経清より、ワイルドで蝦夷を感じる貞任が好き。蝦夷の概念が広がっていく。こうして東北が生まれてくる。

  • R4.7.24~

  • 浅い。

  • 第2巻は源頼義による奥六郡介入から黄海の戦いまで。前九年の前半部分てとこ。次からはいよいよ清原氏参戦の後半戦。
    読んでて気になったのだけど、どうにも平安時代感・辺境感が薄いんだよね。戦国ものの小説読んでるような気分になってくる。藤原道長が死んで30年くらいしか経っていない時代、ましてや東北なわけで、もう少し文化面・風俗面での時代背景も描いてくれると良いのだけど。

  •  1997年6月29日購入

     1997年7月29日初読

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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