徳川家康(21) (山岡荘八歴史文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950436

感想・レビュー・書評

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  • この巻では、江戸と大阪の様子は小休止。交易や外交の話が中心で、あまり知らない話が多かったです。君主って内政に外交に、ほんとたいへん。そこで、この巻の主役ともいうべき大久保長安が気になって、架空の人物なのか、実在の人物なのか、思わず調べました。なんと実在!今まで知りませんでした。この巻の最後の方を見てる限りでは、豊臣家が滅ぼされるなんて嘘のよう。これからどんな展開を見せるのか。残り5巻!

  • 国家統一が達成されたからか話題の半分が外交と貿易の巻。


    才気走ってる大久保長安は危険な夢を追い続けている。


    家康がまた一歩成長する。

    我執→無→相対→我執と循環構造を成すに至った。私の欲望を天下自然のことと理解する。神仏からの預かりものが人生だという解釈から我執を肯定することが出来たのだろう。これ以上の成長は循環構造を超えることになる。家康と共に成長してきたであろう山岡荘八がこれ以上の答えを出せるのか見ものだ。




    淀君がなぜかここに来て改心の兆しを見せる。豊臣家との争いがどう勃発するのかも興味深い。



    作中時間で六年後に家康が死ぬ。

    七十年近くを追ってきたがあと少しで終わりだ。

  • 2009/4/23 読了。

著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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