みさき食堂へようこそ (わくわくライブラリー)

  • 講談社
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本棚登録 : 263
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061957343

感想・レビュー・書評

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  • 心がほっこりするような。

  • 食べたいものがあるけど理由があって食べられない人が、ひょっこりやってくる不思議な食堂の話。人と分かり合うのっで難しいけど、ちょっとした行動で変わっていける。心がじんわりと温かくなる優しい話でした。

  • 子どもが読書感想文を書いた本

  • ハルさんとたまみちゃんのお店、みさき食堂にはときどき、わけがあって食べれない人がやってくる、ふしぎな食堂です。

  • 私もみさき食堂に行ってみたいと思いました。

  • 娘に勧められて(笑)。まずはこのあたりから、次第に想像力を広げていくものかな。

  • 素敵な児童小説は詩を読んでるみたいだ。市立図書館の児童書コーナーにもたくさん素敵な本がある。

  • 再読ですが、前回読んだ時より、じんわりいい本だなと思いました。

    先っぽ岬にあるみさき食堂は、ハルさんというおばあさんと孫のたまみちゃんがやっています。
    普段は普通の食堂ですが、時々、特別なお客さんがやってきます。
    そういうお客さんは、ある時急にあらわれて、食堂のいすに座っているんです。
    ハルさんは、突然現れるふしぎなお客さんに、その人が一番食べたいと思っているものを作ってあげます。
    それは…

    短編が3作入っていて、どれも繋がっています。
    1話目は大人しい女の子・もえちゃんとハキハキした女の子・美織ちゃんのお話。
    2話目は美織ちゃんのおじいちゃんの昔のお話。
    3話目は、美織ちゃんに意地悪をしている転校生の林田さんのお話。

    林田さんのお話が一番好きかな。
    おじいちゃんのお話はやっぱり切ないです。
    ふわっとした感じで不完全燃焼感はあるけれど、お話としては悪くはないと思います。
    本が苦手な高学年に。

  • さきっぽ岬のさきっぽに建つみさき食堂には、食べたいものがあるけど、訳あって食べられないという人たちがやって来る。幽霊がやって来るのかと思ったけど、不思議なお客さんはみんな生身の人間。むしろ食堂のおばあちゃんと孫のたまみちゃんのほうが、不思議な存在感を持っている。

    同じクラスの3人の女の子にまつわる短編連作。
    それぞれが短いので、読み足りないような気持ちになってしまう。
    私が一番好きなのは、素直じゃない林田さんのお話。一歩踏み出す姿が素敵だったよ、林田さん。

  •  私は、胸糞悪い話も好きじゃないんですけど、「いい話にしよう感」が強い話も好きじゃないんですよ。白けちゃって。
     この本は、まさに後者でした。
     何か…道徳の教科書か? みたいな。
     白々しい本でした。

     でも、1話目、もえちゃと美織ちゃんの関係はいいとして、もえちゃんのぼんやりした性格自体は結局改善してないけど、いいの?
     2話目も、だからって結局豊三さんと友だちの関係は何も変わってなくて……余計なことを知って、かえってツラい気持ちになっただけのような気がする。

     ところで、このみさき食堂、普段は普通の食堂ながら、「食べたいものがあるのに、わけがあって食べられない人がやって来る食堂」ていう設定なんだけど、話の感じからして、「普段は普通の食堂」設定が必要だったのかな、て思う。
     不思議な食堂設定だけで十分だったんじゃないかなぁ。
     そのほうがたまみちゃんとかハルさんが魅力的だったと思う。
     何か…プロローグとエピローグが超蛇足だった。

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著者プロフィール

香坂 直
『走れ、セナ!』で、2004年第45回講談社児童文学新人賞佳作、2006年第16回椋鳩十児童文学賞を受賞。2007年『トモ、ぼくは元気です』で、第36回児童文芸新人賞を受賞。『みさき食堂へようこそ』などの作品がある。

「2013年 『YA! アンソロジー エール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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