- Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061957343
感想・レビュー・書評
-
心がほっこりするような。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食べたいものがあるけど理由があって食べられない人が、ひょっこりやってくる不思議な食堂の話。人と分かり合うのっで難しいけど、ちょっとした行動で変わっていける。心がじんわりと温かくなる優しい話でした。
-
子どもが読書感想文を書いた本
-
ハルさんとたまみちゃんのお店、みさき食堂にはときどき、わけがあって食べれない人がやってくる、ふしぎな食堂です。
-
私もみさき食堂に行ってみたいと思いました。
-
娘に勧められて(笑)。まずはこのあたりから、次第に想像力を広げていくものかな。
-
素敵な児童小説は詩を読んでるみたいだ。市立図書館の児童書コーナーにもたくさん素敵な本がある。
-
再読ですが、前回読んだ時より、じんわりいい本だなと思いました。
先っぽ岬にあるみさき食堂は、ハルさんというおばあさんと孫のたまみちゃんがやっています。
普段は普通の食堂ですが、時々、特別なお客さんがやってきます。
そういうお客さんは、ある時急にあらわれて、食堂のいすに座っているんです。
ハルさんは、突然現れるふしぎなお客さんに、その人が一番食べたいと思っているものを作ってあげます。
それは…
短編が3作入っていて、どれも繋がっています。
1話目は大人しい女の子・もえちゃんとハキハキした女の子・美織ちゃんのお話。
2話目は美織ちゃんのおじいちゃんの昔のお話。
3話目は、美織ちゃんに意地悪をしている転校生の林田さんのお話。
林田さんのお話が一番好きかな。
おじいちゃんのお話はやっぱり切ないです。
ふわっとした感じで不完全燃焼感はあるけれど、お話としては悪くはないと思います。
本が苦手な高学年に。 -
さきっぽ岬のさきっぽに建つみさき食堂には、食べたいものがあるけど、訳あって食べられないという人たちがやって来る。幽霊がやって来るのかと思ったけど、不思議なお客さんはみんな生身の人間。むしろ食堂のおばあちゃんと孫のたまみちゃんのほうが、不思議な存在感を持っている。
同じクラスの3人の女の子にまつわる短編連作。
それぞれが短いので、読み足りないような気持ちになってしまう。
私が一番好きなのは、素直じゃない林田さんのお話。一歩踏み出す姿が素敵だったよ、林田さん。 -
私は、胸糞悪い話も好きじゃないんですけど、「いい話にしよう感」が強い話も好きじゃないんですよ。白けちゃって。
この本は、まさに後者でした。
何か…道徳の教科書か? みたいな。
白々しい本でした。
でも、1話目、もえちゃと美織ちゃんの関係はいいとして、もえちゃんのぼんやりした性格自体は結局改善してないけど、いいの?
2話目も、だからって結局豊三さんと友だちの関係は何も変わってなくて……余計なことを知って、かえってツラい気持ちになっただけのような気がする。
ところで、このみさき食堂、普段は普通の食堂ながら、「食べたいものがあるのに、わけがあって食べられない人がやって来る食堂」ていう設定なんだけど、話の感じからして、「普段は普通の食堂」設定が必要だったのかな、て思う。
不思議な食堂設定だけで十分だったんじゃないかなぁ。
そのほうがたまみちゃんとかハルさんが魅力的だったと思う。
何か…プロローグとエピローグが超蛇足だった。