わが井伏鱒二,わが横浜 (講談社文芸文庫 てA 1 現代日本のエッセイ)

著者 :
  • 講談社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061963306

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ようやく読み切った。戦前の横浜を知る人から見れば、隔世の感があるのだろうな。
    暗かった横浜の夜の話。こども向けの市電の海水浴回数券の話や、横浜の地域性(野毛山と港と磯子の違い)など。
    横浜の歴史は開港からはじまったのではないという著者の言葉に膝を打つ。全くその通りだよ。鎌倉時代だけではない。なぜ吉田新田の開拓をもって横浜の歴史の嚆矢としないのだろうか。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1915年横浜市に生まれる。東京帝国大学文学部仏文科卒業。フランス文学者、文芸評論家。『芸術の理路 法楽帖1968』で毎日出版文化賞受賞。多くの文芸評論集のほか、道元論も数多い。『寺田透・評論』第一期七巻、第二期七巻ほか著書多数。1995年歿。

「1981年 『正法眼蔵を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

寺田透の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×