- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061965393
作品紹介・あらすじ
「三国志」をいろどる群雄への挽歌が流れる。武人の権化ともいうべき関羽は孤立無援の麦城に、悲痛な声を残して鬼籍に入る。また、天馬空をゆくが如き往年の白面郎曹操も。静かな落日を迎える。同じ運命は玄徳の上にも。――三国の均衡はにわかに破れた。このとき蜀は南蛮王孟獲に辺境を侵され、孔明は50万の大軍を南下させた。いわゆる七擒七放の故事はこの遠征に由来する。
感想・レビュー・書評
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劉備、曹操、関羽、張飛と巨星が一気に堕ち新時代に突入。孟獲にものすごく人間らしさを見た。
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英雄が失われ、世代が交代していく中で情熱や信念を後に引き継いでいく難しさ。最終巻に向けて、大きな変化があった7巻。
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桃園の義も今は昔。関羽、張飛、劉備、また曹操も。およそ主要な人物は没してしまって一抹の寂しさを憶える。孔明の南蛮遠征も何故か虚しく感じる。この寂寥感も三国志の味わいのひとつなのだろうか。
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関羽が討たれ、張飛も没す。
曹操も死、世代交代が進む。
劉備が倒れ、孔明に引き継がれ、主役はその孔明に移る。
そして、南蛮遠征へ。 -
劉備が病没するわけだが、それに至らしめた陸遜恐るべし。やはり呉は人材の宝庫。
そして孔明の南蛮進行、神がかり的な勝利をおさめ続けて、もはや蜀に敵なしとすら思わせるに十分だった。そして満を持して北伐に挑む。
世界にこれ程魅力的で壮大な物語があるだろうか。
次巻いよいよ物語は終結、結果は知っているけどワクワクが止まらない。 -
ホントは去年の課題図書だったけど、やっと7巻。関羽が散り、張飛と劉備も後を追い、更には曹操も退場と主役が一気にいなくなったので、途中、ちょっと読むのがストップしてしまったのも正直なところ。
三国鼎立でそんなに安定も続かないよね。
ここから最後への主役は丞相孔明か。
荊州を守っていた関羽の首塚が洛陽郊外にあった理由が分かった。去年お参りしたけれど。
さて、続きはいよいよ第8巻。次は成都近辺にも聖地巡礼に行こうと思っているので、さっさと読み終えるようにします。 -
物語として考えた時、曹操というキャラが本作の本当の主人公という気がする。
曹操亡き後、もぬけの殻ではないけれども、若干あっさりした感じでストーリーが進んでいる。 -
感想は第八巻。
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蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか