- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061982086
作品紹介・あらすじ
「自分の道は発見できたといえるかも知れません」昭和39年の「西国巡礼」の旅を第一歩に、『かくれ里』『11面観音巡礼』等の清新な名著を著わした著者が、創作力旺盛な昭和五十年前後に、若い人たちに向けて書いた「お水取りの不思議」「熊野の王子を歩く」「近江の庭園」等の13篇を収録。失われゆく日本の風土・文化を愛惜し日本人の自然観や信仰を共に考え歩む"私の"巡礼紀行。
感想・レビュー・書評
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感性を押し付けるわけでなく、著者の感じたことや、信仰や歴史と今目の前のものの交わりについて、淡々と、そしてさらりと言葉が紡がれていく。
信仰心が無いと本人がおっしゃっている通り、信仰心が無いからこそ、そこに至るまでの道程や、目前の光景から感じる神仏に表される何かを感じられるのだろう。
私も信仰心があるとは言い難いが、何か神々しさを感じる時は度々ある。
人生のバックグラウンドは違えど、どこか感性が近いのかもという嬉しさも感じつつ、気持ちの良い読後感である。
この本を片手に旅してみたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ようやく読了。この本を読んで、神仏混交の意味がみえたような気がする。
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19/04/12。
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やっぱり古代からの日本の信仰は奥ゆかしくて美しい。私も私の古寺巡礼がしてみたくなりました。