白く長い廊下: 第三十八回江戸川乱歩賞受賞作

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062061049

感想・レビュー・書評

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  • 白く長い廊下/川田弥一郎:第38回大賞受賞。1992年
    手術成功に終わったのに患者の急死。で、訴えられる話かぁ、と読み進める。
    病院経営や派閥もからめ、ここで自分が署名すれば、すべてが丸く収まるんだと思いつつ、彼女の助言もあり署名しない主人公の麻酔医。
    テンポよく、さくさく読めた。意外性もあり。まさかの嫁ー。嫁、ウラ番ー。盲腸すげー。目薬すげー。
    そして、美しい娘が理由もなく寄ってくるわけないんだと、正気に戻る主人公の麻酔医。
    意外性もあり、すっきりした読後感もあり、久々良い本を読んだと思うのであった。
    審査員の書評がなくなったのはつまらん。楽しみにしてたのに。

  • 医療事故を疑われた主人公が事故じゃないことを証明しようとするくだりで、図解がはいるのは、わかりやすいけど、小説としてはちょっといただけない感じがするのは私だけ?
    全体としては、かなり面白かったし、余韻の残る感じが私好みだったので、この作者さんの他の本も読んでみたいと思った。

  • 乱歩賞第38回。医事紛争をテーマに扱った作。医師が執筆しただけあってトリックも専門的なもの。これといった欠点はないけどイマイチぱっとしない作りかな。主人公が悪くないのは神の視点から判るものの、ちょっと自己中すぎないかなぁ。恋愛、労組、事件の顛末などの要素が中途半端に終わった気がする。あと医療事故というデリケートなテーマで一気に殺人に結び付け解明に進むのはかなり無理を感じる。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2204552.html)
    江戸川乱歩賞(1992/38回) ・「長い廊下」を改題

  • 2005年読了。第38回江戸川乱歩賞 受賞作。

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