孟嘗君(3)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 110
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062066549

作品紹介・あらすじ

天才兵略家孫〓、美貌の宰相鄒忌、名将〓涓さらに白圭ら、若き田文をつき動かす傑出した人間達。

感想・レビュー・書評

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  • 第2巻に続いて白圭(風洪)の大立ち回りが続く。この一件を持って、主人公は文へと代わり、中国の戦国時代における大きなターニングポイント、馬陵の戦い(覇権を握りつつあった魏が大敗し斉と秦がリードする形になる)までを描いた第3巻。
    白圭が助けた孫臏が斉の軍師として台頭してきた魏を破る。龐涓への復讐も果たす。この戦いに田嬰は参加していたが、その子・田文までは参加していたか?分からない。が、ここでは初陣となる彼も活躍、孟嘗君となる彼を連想させるように多くの食客(実父・田嬰の食客だが)を率い、トリッキーな動きを見せている。

  • (再読)白圭から田文へ話が交代。 この巻の最後の馬陵の戦いで話がクライマックスになってしまうように感じてしまう。

  • 何度目かの読了。
    現在、デジタルの全巻合体本を読んでいる。
    何度読んでも馬陵の戦いは鳥肌が立つ。

  • 第三巻
    そろそろ田文が親子の名乗りをすませ活躍?
    斉での孫ビンの活躍
    魏との闘い桂陵・馬陵の闘いへ
    奸臣は王の側へ、そして巡り巡る罠が

  • 冒頭の白圭の活劇から、孫ピンの有名な馬陵の戦いまで飽きさせずに読ませてくれる。主人公が自然と田文に移るあたりは宮城谷氏の巧さか。前2巻は長いプロローグといったところ。

  •  仁は愛であり、人へのおもいやりであるが、もっといえば、人とはこうありたいという理想
    の人格が仁なのである。


    ―白の父は初夏の風で、孫子は初冬の風だ。
    ということになる。その人格から吹く気のようなものを、季節の風にたとえている。

  • 2008/7 再読

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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