- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062092845
感想・レビュー・書評
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著者初読み。
気分的にはメフィスト賞ではなく、日本ファンタジーノベル大賞最終候補作として読みました。
これまた面白い、というか(好き嫌いが別れるのは想像できるので)とても自分好みの作品でした。
つまり、やっぱりファンタジーノベル大賞だ。
これ、大賞でも優秀賞でもないのかー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイディアのたっぷり詰まった幻想小説。さまよい続けていくことが幸福だ。
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文章が上手いので楽しめる。著者のデビュー作。
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メフィスト賞(8回)
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とりとめのない未知の世界に迷い込んで破天荒な冒険を繰りひろげるというシチュエーション、何かを思い出すなあと思ったら、子どもの頃に読んだ児童文学、アンドレ・モロアの「デブの国ノッポの国」。あの頃はただハラハラドキドキ楽しんでいれば良かったけれど、さすがにそういう歳でもない。いやでも(作者は何が書きたくてこんな物語を書いたんだろう)と思いながら読んでしまう。すると終盤、誰もが道に迷うダブ(エ)ストンからただ一人生きて生還したというカーライル卿の手記の形を借りてそれらしきテーマが示される。曰く、文明に侵されていないダブ(エ)ストンにおいては辿り着く事よりも迷う過程にこそ価値がある、云々。つまりダブ(エ)ストンとは人生のメタファか? あるいは創作に七転八倒する物書きの開き直りの弁明か? ……と作品世界のコアに迫ろうとしたとたん陳腐になってしまう。やはりとりとめなく彷徨い歩く楽しみに没頭すべき作品なのかも知れない。でもだとすると、今ひとつ想像力の飛躍にキレがないんだよな。
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歴代メフィスト賞受賞作品の中で一番好きだ。
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▼きもちよいファンタジーだった。へんてこかわゆいねえ。
▼王様一行が好きです。 -
「カード・ミステリー」に似てる!
それよりキッチュってどういう意味?
この本好きかも知れないデス。
伏線沢山作ったなぁ。
でもほぼ全て消化し切れててスゴイや!
そう言えばどうして騎士の馬はみんな「ピエール」なんだろう。
「鏡の国のアリス」の「白の騎士」がそうだったかな。
※違いました。 -
タイトルに惹かれて読んでみてよかった〜。メフィスト賞とっているからもっと暗めだと思っていたのに、素敵なファンタジーだったよ。